リンカー2:新潟市美術館学芸員 藤井 素彦 氏

今回のリンカーは、美術館の機能や制度そのものを問うような批評的かつユニークな展覧会を企画する公立美術館学芸員の藤井素彦氏。本プログラムでは、同氏の考えや独自のキュレーション手法を参照しながら、美術館をとりまく状況や課題を抽出し、これからのアートマネジメントのあり方について考えます。

藤井 素彦氏
新潟市美術館学芸員
1967年生まれ、新潟市美術館学芸員。日本近代美術史・工芸史。1994年以来、いくつかのミュージアムを転々。「何も展示しない・誰も見に来ない展覧会は可能か」というような、仕事の最低条件・極限状況について考えることが多い。現在の勤務先での主な担当展に、『金子孝信展 1930年代、青春、東京、日本画、戦争』2014年、『川村清雄展 古今・東西・混ざり合い』2015年、『〈正・誤・表〉 美術館とそのコレクションをめぐるプログラム』2018年、『式場隆三郎 脳室反射鏡』2020年、等。共著に『美術史の余白に 工芸・アルス・現代美術』美学出版、『昭和期美術展覧会の研究 戦前篇』中央公論美術出版、『日本美術全集 第17巻』小学館、等。

講座1 座談会「未指定文化財の行方Ⅱ」

富山県砺波市に位置する旧庄川民芸館は、令和5年度より市から民間に移管された収蔵施設です。同館に保管されている数百点の民芸品の数々は、自治体や国による保護対象とされない未指定の文化財です。本講座では、公立美術館における指定文化財と未指定文化財の位置付けの違いや扱われ方などを参照しながら、未指定文化財の活用方法について意見を交わします。



日時:2024年1月16日(火)14:00-15:30
場所:富山大学高岡キャンパス E-150演習室 (富山県高岡市二上町180)
参加費:無料(定員20名)*要事前予約
登壇者:藤井素彦 氏
    西島治樹(富山大学学術研究部芸術文化学系教授)
    佐藤弘隆(富山大学学術研究部芸術文化学系助教)
    芦田麻都佳(富山大学芸術文化学部非常勤講師)

座談会「未指定文化財の行方Ⅱ」

講座2 特別講演「美術館のつぶれ方」

特別講演「美術館のつぶれ方」

藤井氏が担当したこれまでの展覧会企画を紹介しながら、同氏の考えや独自のキュレーション 手法について紐解きます。美術館の機能や制度そのものに対する同氏の自己批評的な眼差しから、公立美術館が直面している状況や課題等について抽出し、これからの美術館のあり方や持続可能性について考えます。



日時:2024年1月17日(水)10:30-12:00
場所:富山大学高岡キャンパス E-150演習室(富山県高岡市二上町180)
参加費:無料(定員40名)*要事前予約

参加方法

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