白馬岳ー雪倉岳ー朝日岳の調査報告









Photos by N. Wada (25-26 Aug. 2006)

 雪倉岳のチョウノスケソウ群落と朝日岳のハイマツ群落の調査に行ってきました。今年は遅くまで雪渓が残っており、8月下旬でもチングルマやハクサンイチゲ等雪田植物の花々を見ることができました。しかし、風衝地ではトウヤクリンドウが、雪田の高茎草本群落ではツリガネニンジンが咲いており、夏の終わりを感じさせます。ホシガラスがハイマツの球果から種子を取り出し、喉袋に貯め込んではせっせと種子を運んでいました。

 雪倉岳から朝日岳にかけては、すれ違う人も少なく、静かでのんびりと山歩きを楽しむことができました。朝日岳山頂のハイマツ群落はオオシラビソの矮小木と混じって成立していました。近年、ハイマツの成長がよくなっているのかどうか、解析はこれからです。蓮華温泉から上がり、白馬大池ー小蓮華山ー白馬岳ー白馬山荘ー白馬岳ー三国境ー雪倉岳ー朝日岳ー朝日小屋ー朝日岳ーイブリ山を経て、北又小屋より下山しました。さて、次の調査地はどの山?

戻る