動物と植物の関係 Last update 14 July 2006
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ドングリを口に銜えて運ぼうとするヒメネズミ
温帯域に生息する野ネズミは秋にドングリ等の木の実を貯蔵する習性がある.野ネズミは巣の中に木の実を貯蔵する他,林床に浅く分散して貯蔵することもある.この場合,野ネズミに利用されなかった種子は発芽して成長することができる.ドングリは部分的に食べられても発芽することができる.
Photo by N. Wada (Yubari Oct 1991)
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チシマアマナの花を見つめる?ライチョウ(♀)
雪があまり積もらない風衝地では高山植物の成長が早い時期から開始される.ライチョウはこのような場所の植物を食べ,産卵前に栄養とエネルギーを蓄えているようだ.花は貴重なタンパク源でもあり,チシマアマナの花を沢山食べていた.ライチョウの個体数の変動は高山植物の成長量の変動と関係があるのであろうか?
Photo by N. Wada (Tateyama June 2003)
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発熱して花粉を運ぶ昆虫を引き寄せるザゼンソウ
サトイモ科多年生草本のザゼンソウは雪解け後に開花する.仏炎苞に包まれた花(肉穂花序)は自らの化学エネルギーを用いて発熱し,その温度は20℃にも達する.早春のまだ寒い時期,この暖かさに引き寄せられ,花粉媒介昆虫がやってくる.しかしながら,どのような昆虫がやってくるのか,まだ不明な点も多い.
Photo by N. Wada (Yatsuo April 2006) 戻る
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