新川創生プロジェクト地域を支える若者育成
事業レポート report
- 特別授業・イノライブ
- 日時:平成30年12月7日(金)
- 12:00〜15:30
- 場所:新川高等学校1年生各教室
「新川創生プロジェクト」のカリキュラムの一環として新川高校第1学年108名が問題発見・解決型学習(PBL)の中で「魚津市の現状・将来について調べ,自分自身が住みたい街のかたちを考えよう」をテーマに21グループに分かれて取り組んでいるグループワークの中間レビューとしてプレゼンテーションをおこない,大人との交流を通じて地域の視点や様々な価値観,地域活動の実践的な取組み経験等からの情報提供やアドバイスを受け,考えていることの質の向上や自分達の価値観の構築,地域での立ち位置の明確化などを図る特別授業が開催された。
イノライブは20代から30代の社会人を中心に構成されるキャリア教育を高校に提供する任意団体で,地域で生徒を育てることを応援するプログラムを提供している。今回は,サポーターとして魚津市を中心に富山県内で活躍している社会人10名,都会で働きながら地方での活動に参加している社会人6名,富山大学学生3名の計19名が,4教室に分かれ、各クラスの生徒たちとプログラムを進めた。

- オープニング
特別授業の目的と実施タイムテーブルとファシリテーターの紹介をした。
- アイスブレイク
生徒からサポーターのイメージを自由に聞き,イメージと現実の相違を楽しむ自己紹介を兼ねたゲームをしたり,様々な話し方や聞き方の違いを体感するゲームなどをおこなって,参加者を和ませ,緊張をときほぐしコミュニケーションをとりやすい雰囲気を作った。
- 生徒によるプレゼンテーション

生徒が企画立案した「住みたい街のかたち」や「魚津市の地域課題」の提案プレゼンテーションをサポーターが聞き,生徒たちの発想や考えに共感したり,不明点・疑問点への質問したり,経験や地域の視点からのアドバイスをおこなった。
- 教えて!魚津・新川のこと
生徒が総合学習の時間などで新たに知った魚津・新川のコトや地域の自然環境や地域生活について,店舗や施設、遊び場などの情報をグループ毎にサポーターと交歓した。
- 大人との対話
- (サポーターから「やってること×大事なこと」)
生徒たちが自分の興味あるサポーターのもとへ移動し,仕事や地域での活動内容と取り組む背景や課題・想いについての話しを聞き,社会人としての考え方,地域人としての地域の関わり方や価値観について対話した。対話後各グループへ戻り,印象に残った話のポイントや地域への視点や価値観など大事なことをまとめた。
- コンセプトつくり・自分たちのプレゼンを深める

今考えている企画は「どんな価値観を満たすことができる」企画なのか考え,自分たちのコンセプトを全体に発表。様々な価値観の存在や自分も豊になりながら地域も豊になることを考える「地域の中の自分」について理解し自分たちの企画内容を深めた。
- 振り返り・クロージング

本日の授業で気づいたこと,新しく知ったこと,感じたことなどを振り返り,自分にとって何が大切か,自分の価値観を確かめた。最後に各サポーターから今日の授業の感想と生徒たちへのエールが伝えられ3時間半の特別授業は終了した。