介護両立ハンドブック
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「何もしていないのに疲れる」「食べる量が減り、体重も減ってきた」「外出するのがおっくう」などということを「歳のせいだから仕方がない」と、あきらめていませんか?老化や病気によって、心身のはたらきや社会とのつながりが弱くなった状態のことをフレイルと言い、進行すると介護が必要な状態になってしまう恐れがあります。フレイルの早期予防のために、次の4つを見直してみましょう。早めに気が付くことで健康な状態に戻ることができます。食事は心と体の元気のもとです。一日3食バランス良く、しっかり噛んで食べましょう。特にタンパク質が不足しがちです。意識して摂るようにしましょう。食べるときにむせる、噛む力が弱くなる等、老化によるお口の機能低下は、心身の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。お口のトレーニングや歯の正しいケアを行う等、早期予防が大切です。歳を重ねることで、筋肉量や骨量は減少していきます。今よりも10分位多く動くことを心掛けたり、ストレッチやウォーキングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけ、筋力の低下を防ぎましょう。人との交流は心身の健康維持に不可欠です。サークル活動やボランティア活動など、自分に合った日々の楽しみを見つけてみましょう。いつまでも元気で健康で過ごすために、毎日の生活習慣を見直して、今できることから始めていきましょう。これからのこと元気に過ごすために23栄養お口の健康運動社会参加

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