人工栄養法について人工栄養法は食べ物を飲み込む機能が低下してしまった際に点滴や胃ろうなどによって、水分や栄養を与える延命治療です。人工栄養法にもいくつか種類があります。⑤胃ろう:お腹と胃に小さな穴をあけ、胃まで管を通し、直接胃に栄養剤や水分を注入 します。いったんつけると、意識が無くても人工的に栄養を注入し続け得ることから、 安易につけることの是非が大きく問われ始めています。 メリット 胃に直接穴をあけるので経鼻胃管より不快感が少ない 管の交換は1~6カ月ごと(種類による) デメリット 胃ろうをつくる手術が必要 管挿入部周囲の皮ふトラブルが起きる可能性がある ⑥経鼻胃管栄養:鼻から胃(または腸)まで管を入れて栄養剤や水分を補給します。 胃ろうに比べると簡易な方法です。 メリット 穴をあける手術がいらない 口から栄養をとれるようになればすぐにやめられる デメリット 鼻からのどを通り胃に管を通すので不快感がある。 管の交換は1~2週間おき胃ろうや経鼻胃管栄養をしても、口から食べることができるようになれば、やめることができます。28
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