両立応援!とみだい育児ハンドブック
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父親ができること妊娠初期(妊娠15週まで)妊娠中期(妊娠16~27週まで)妊娠後期(妊娠28週~出産まで)産後8週妻の様子時期出産赤ちゃんの様子妊娠しているママの状態は、わかってあげたくてもなかなか難しいかも。でもわかってもらいたいママ、わかりたくても難しいパパ。うん、お互いに、頑張ってます!下の表も、良ければ参考にしてください。でも妊娠は人それぞれ。あくまで、参考程度に。妊娠初期の体には様々な変化が現れます。外見からは妊娠がわかりにくくても、吐き気や眠気、だるいといったつわりの症状などが現れてきます。精神的にも涙もろくなったり、イライラしたりと、不安定な状態になることもあります。人によって症状は様々です。つわりも落ち着き、安定期に入ります。胎動を感じるようになります。お腹はますます大きくなり、日常の動作もしにくくなります。妊娠高血圧症候群や早産といった異常も起きやすい時期でもあります。お産の進行は十人十色です。焦りは禁物。寄り添ってください。出産付き添い休暇、出産に伴う子の養育休暇等を取得し、できるだけ妻に付き添えるような体制をつくっておきましょう。上の子がいる場合は、上の子をしっかりとサポートしましょう。陣痛中は、腰をさすったり、妻がリラックスできる環境を整えましょう。何もできないと思うかもしれませんが、気持ちを向けてくれているかそうでないか、妻は分かります。一緒に出産するつもりで向き合いましょう。子宮の回復、母乳の分泌など、母体の大きな変化があります。産後、体の状態はかなりしんどいものです。また、一時的に気持ちが落ち込んだり、慣れない育児による不安や疲れから『産後うつ』などにも注意が必要です。大事にしてあげてください。心臓、胃、腸などの内臓や目、鼻、口ができ始めます。へそのおを通じ、お母さんから酸素、栄養を摂取できるようになります。だんだんと人間らしく成長し、動きも活発になります。どんどん大きくなり、顔や体つきもふっくらしてきます。筋肉も発達し、動きも活発になります。指しゃぶりをしておっぱいを吸う練習をしたり、羊水を飲んでおしっこをしたりと、生まれてくる準備が整います。生まれてから4週間までを『新生児』といいます。赤ちゃんは「お腹がすいた」「おしっこ・うんちがでた」など泣くことで訴えます。泣くのが仕事です。成長発達は個人差があるので焦りは禁物。妻の心身の変化を受け止めましょう。妊娠・出産についての情報収集をして、妻にどんな支援ができるのか考えたり、年次休暇を利用して妊婦検診に付き添ったりなど、状況を共有することは妊婦にとってとても頼もしく感じられるものです。市区町村や病院が開催する両親学級に参加してみましょう。妻の体調が落ち着いてきたら、赤ちゃん用品の買い物などにも一緒に行ってみましょう。お腹を触って胎動を感じたり、赤ちゃんに話しかけたりしてみましょう。夫婦2人きりの時間を大切に。お腹の大きくなった妻の体を気遣い、身の回りのことを手伝いましょう。入院・出産の準備を妻と確認しておきましょう。出産予定日が近くなっても焦らず、妻に不安をあたえないように。産後の生活の準備を整えましょう。いつでも呼び出しに応じられるよう仕事の仕方を工夫しましょう。出生届や健康保険の手続きなど、各種届け出はパパができるだけ早めに済ませましょう。妻の心と体の疲労を理解し、休暇の取得や早く帰宅するなど、できるだけ妻をサポートしましょう。おむつを替えたり、沐浴したり、積極的に育児しましょう。パパは母乳以外全部できます。Road to PAPA

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