佐藤久夫博士による「地球化学における鉱物反応のその場観察」の特別講義
(平成23年 7月8日)
地球化学の講義の一環として、佐藤久夫博士(三菱マテリアル鞄゚珂エネルギー研究所)による「地球化学における鉱物反応のその場観察」の講演が行われました。「地球は溶ける!」をキーワードとして、位相シフト干渉計によるナノレベルでの鉱物表面観察のお話があり、3年生も初めてきくナノ計測の話に聞き入っていました。
また研究室では、長期間のセメント−CO2相互作用の実験を継続していましたが、佐藤さんの来富に合わせて、試験試料を回収し、セメント材を観察しました。セメントコア試料の上半分部は、超臨界CO2と、下半分部はCO2溶解水と反応したもので、表面に方解石が沈殿しているのが分かります。