つぶやき2006


From Star Wars to The Matrix

昨年度,Star Wars 6部作にどっぷりはまった。少なくとも各エピソードを見ること5回以上。繰り広げられる戦闘は圧巻。チビたちにも好評で見るときはいつも一緒。Jediのライトセーバーアクションも魅力的。これを知ってか,学生から花見の時にミニライトセーバーのプレゼント(Thanks!)。チビともども超興奮! 結局Star Warsはアナキン・スカイウォーカー=Darth Vaderの心を描いた映画であったのだと,すべて見終わり気づいた時に,何ともいえない感動を覚えた。我が家では,Star Warsごっこの時には,皆,Darth Vaderになりたいと言い,取り合い状態。チビたちも私に劣らず「Vader卿の息づかい」はうまい。

そして今年,遅ればせながらThe Matrix 3部作にはまっている。すでに各作品を数回以上見ている。話が複雑なので,チビたちの最初の食いつきはいまいち。でもNeoらの繰り広げるアクションシーンは斬新。チビたちは唖然,私は興奮! 機械vs.人...AIが作り出したプログラム,仮想世界「Matrix」にjack in(侵入)...これまで考えたこともない設定ゆえ,最初は混沌としていたが,すべてを見終わると見えてくるものが。地下都市ザイオンでの最後の戦闘シーンが象徴的。ザイオンに侵入した大量のセンティネルは超キモイ。冷徹な機械センティネルに対し,機械の鎧をまといながらもあくまでも人が戦う。ネオはマシン・シティーに乗り込み,機械vs.人の戦いに終止符を打ち「平和」を取り戻す。見終わった時,「人のために死ねるか」なんて考えてしまった。そんなことはともかく,いま我が家では,チビたちを空中で回転させるMatrixごっこが人気急上昇中。もちろんNeoになりきって,BGMを口ずさみながら。チビ兄,over 20kg,チビ弟,over 15kg...仮想空間でのチビたちの快楽の代償として,現実空間での私の腰に破綻が訪れる日も近いかもしれない...一度「Matrix」にjack inし,「予言者」に聞いてみよう。彼女はこう答えるかもしれない,「始まりがあれば,必ず終わりもある」と...ああ,やっぱり...。

Star WarsThe Matrix,いずれの作品にも,東洋的思想,日本的思想が強く盛り込まれているように感じる。日本人は西洋的尺度(世界標準?)で物事を考えすぎるきらいがある。自信がないのだと思う。東洋的思想,日本的思想を一番評価しているのは,もしかしたらハリウッドかもしれない。日本人よ,もっと自信を持とう。ただし,FWだけは欧州・南米的な思考を学んでほしい。

ああ,今年は何回The Matrixを見ることになるだろう。どうせなら,Neoの台詞を覚え,英語の勉強にしよう...いや「救世主」の台詞,私にはちょっと重すぎるかもしれない...。