分
液漏斗
4月のある日、
昨日かけた反応も無事終わり、
分液漏斗を用いて抽出操作を行うことになってい
た。
分液漏斗は、
以前にも使ったことがあり使い方は熟知している
つもりだった・・・
そして私は、
反応物をこぼさないように、
慎重に溶液を注いでいった。
当然、
溶液は分液漏斗にたまっていくはずである。
これは、だれも疑う余地などないはずだった。
しかし、
「分液漏斗の長いトンネルを抜けると...そこは実験台であった。
実験台が黄色くなった。不意に手が止
まった。」
そう、分液漏斗の下のコックがしまっていなかっ
たのである。
そして、実験台はもうAfter The Carnival (あとの祭り)...
幸い、
こぼれた量はそれほどではなかったが、
黄色くなった実験台を片づけながら、
季節はずれの寒気が汽車のように通り過ぎて行っ
たのでした。
知っているからといって注意を怠るのは危険です
ね・・
...「そりゃぁもう "after the festival"よっ ○○ちゃん!」
(ルー○柴 談)
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