マナー知らずのはげ頭

 

1月中旬から就職活動も佳境に入り, 主として東京で活動していたということで,

富山-東京間を行ったり来たりする生活が長いこと続いていました。

メインとなる交通手段としては,

電車よりも時間はかかるが費用が3割程も安いということで高速バスを多用していました。

高速バスの座席は全席リクライニングシートとなっており,

適度に倒して快適な旅を提供してくれるものでした。

ただ, もちろん後ろには他の乗客が乗っていますので,

あまり深く倒し過ぎないという配慮は当然のマナーですよね ?

けれどもその当たり前ができない大人が実際にいるもんで,

運が悪いことに, その人の後ろの座席になってしまいました。

高級そうなスーツを身にまとった中年男性が私の前の座席に座りました。

その数分後,

前座席のリクライニングが壊れたかと思うほどの勢いでこちらへ向かって倒れてきて,

私の両膝を直撃 ! !

中年はそれに気付きリクライニングを少し元に戻すかと思いきや,

あり得ないことにそのままにして, 寝始めたんです。

さらに最悪なことに,

長い年月のストレスによるものと思われる綺麗なストライプ状になった頭が眼前に登場していました。

その後, 池袋駅前に到着するまでの6時間半もの間

ストライプ頭に見つめられながらの移動は就職活動中最も過酷な時間でした。

 

 

----------

Copyright (c)2008 Lab. of Environ. and Anal. Chem., Univ. Toyama. All Rights Reserved.