坂本龍馬とKビール
坂本龍馬とKビール
2013/03/30
この前,高知へ出張しました。
仕事を終えて一杯。A社スーパーDが多い昨今,高知にはK社Kビールを扱う店舗が非常に多いという印象を受けました。
それもそのはず。K社はM菱財閥創始者で土佐出身の岩崎弥太郎が設立に関係していたはず。
ところが地元の方に聞いたところ,単に岩崎がらみだけではなく,坂本龍馬とも深く関係があるとのこと。
長崎に亀山社中を設立した坂本龍馬は,貿易商のトーマス・グラバーとも交流があったらしいですが,龍馬の仲介でグラバーと親交を深めたのが岩崎弥太郎だったとか。
その後,現在のKの前進であるジャパン・ブルワリー・カンバニー設立時に出資したのがグラバーと岩崎弥太郎の弟,弥之助(M菱財閥二代目総帥)。そしてラベル図案については,グラバーの意見を入れて麒麟の図を大きくしたとのこと。
(http://www.kirinholdings.co.jp/company/history/museum/label/01.html)
なぜ麒麟を大きくしたかについては,地元の方によれば,この図の上は「龍」を,そして下は「馬」を表現していて,つまりグラバーと龍馬との友情の大きさを表してるんだとか(未確認情報)。
とはいえ,さすがにスーパーDの勢いに押され気味らしいです。
Kビールの看板にかかれた宣伝文句は「たっすいがは,いかん!」。これまた地元の方によると,「すっきりしてる,さっぱりしてる,薄い」という意味になるらしく,直訳(意訳)すると「スーパーDじゃダメ!」ということみたいです。
ささやき> MelbourneではA社スーパーDが大人気。彼らは「スーパーD」ではなく「アサハイ」と呼んでいた...。ので,「違うよ」とやさしく教えてあげた(正確に伝わったかは疑問)。