財政学(Public Finance):平成14(2002)年度 前学期
試験問題 & レポート
(1)期末試験
以下の設問に解答しなさい。(100点満点)
解答用紙は1枚に限る。用紙の裏面も利用してよい。解答の順序は問わない。
ただし、どの設問の解答かわかるように設問の番号は明示すること。
1.必ず解答すること。財政に関する基礎知識をみる設問である。この設問に
解答しない場合は、選択問題に解答しても、選択問題は評価しない。(40点)
A0.政府(財政)の機能は一般に、資源配分、所得再分配、経済安定化の3
機能に分類される。政府が果たすべき役割と限界について、上の3機能の観点
から論じなさい。
2.選択問題。以下の4問の中から2問を選択して解答しなさい。(各30点)
B1.純粋公共財および準公共財の効率的供給について論じなさい。併せて、
公共サービス(公的に供給される財・サービス)を提供する際に斟酌される、
所得分配、外部経済、非弾力的需要などの観点について論じなさい。
B2.政府の失敗について、需要曲線と供給曲線(限界費用曲線)を用い、図
示しながら理論的に論じなさい。
B3.政府消費の効率性および政府の生産性について論じなさい。なお、効率
性や生産性の概念についても説明すること。
B4.公共投資は有効需要と経済成長にどのような経路で、どの程度貢献する
のか理論的に論じなさい。併せて、政府のIT(Information Technology)関
連の社会資本整備のケースではどうか説明しなさい。
(2)レポート提出
・課題
税制調査会「あるべき税制の構築に向けた基本方針」(平成14年6月)に対する
コメント
・レポートの作成要領
報告書は財務省のホームページからPDFファイル等でダウンロードする
A4判用紙3枚程度、原稿はワープロソフトで作成
レポートの形式は論文形式(引用、注、参考文献)