ファイルのパーミッション設定
パーミッションの設定
TELNETでサーバにログインします。
自分のファイルがあるディレクトリに移動します。
ls -l コマンドでファイルの属性を確認します。
-rw-r--r-- 1 user_ID 49875 Feb 15 16:43 unix.txt
となっていたとします。
意味は以下のようです。
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(補足説明)
パーミッションが -rwxr--r-- だとすると、
最も左の - 通常のファイルか、特殊なファイルか、ディレクトリか、
を示しています。ここでは(-)ですから、unix.txtは
通常のファイルです。
次の rwx 所有者(u)のアクセス権で、
読み出し可(r)、書き込み可(w)、実行可(x)
真ん中の r-- グループユーザー(g)に対するアクセス権で、
読み出し可(r)、書き込み不可(-)、実行不可(-)
右側の r-- その他のユーザー(o)に対するアクセス権で、
読み出し可(r)、書き込み不可(-)、実行不可(-)
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パーミッションの設定の仕方はいろいろありますが、8進数で設定する仕方
を示しておきます。
(設定一覧)
rwxの
パーミッション ビット 8進数
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r w x 1 1 1 7
r w - 1 1 0 6
r - x 1 0 1 5
r - - 1 0 0 4
- w x 0 1 1 3
- w - 0 1 0 2
- - x 0 0 1 1
- - - 0 0 0 0
-----------------------------------
例えば、secret.txtを、所有者のみの読み書きに制限したければ、
ユーザーのタイプ u g o
パーミッション rw-------
8進数 6 0 0
のように指定します。コマンドは、
chmod 600 secret.txt
です。
また、
所有者(自分)は、読み・書き・実行のいずれも可能
グループ)は、読み・書きが可能
その他は、読み・書きが可能
にしたければ、
ユーザーのタイプ u g o
パーミッション rwxrw-rw-
8進数 7 6 6
となりますから、コマンドは
chmod 766 filename
となります。
パーミッションの詳細についてはUNIXの参考書を見て下さい。
メール・ファイルのパーミッション
メールを保存するファイルである mbox のパーミッションは、所有者
(ユーザー)だけの読み書き許可にすべきですから、8進数の600
でなければなりません。つまり、パーミッションを確認して、
-rw------ 1 user_ID 49875 Feb 15 16:43 mbox
のようでなければなりません。
サーバでは、メール・ファイルはディフォルトで8進数600です。
また、サーバの管理者もパーミッション設定に注意しています。
しかし、プライバシーは自分で確保するものですから、設定を必ず確認し
て下さい。上のようになっていなければ、
chmod 600 mbox
と設定します。
また、念のため、
ls -l
でもって再度確認します。