第3回 富山大学研究推進フォーラム【環境編】
温暖化はこのまま進むのか
〜地域の自然から見つめる循環のゆくえ〜
日時:平成21年12月25日(金)13:00〜17:00
会場:富山大学理学部多目的ホール
■第1部:講演
特別講演
「『地球温暖化』で日本の雨と雪はどう変わるか?」
安成哲三先生[名古屋大学地球水循環研究センター 教授]
趣旨説明
「高低差4,000m富山環境プロジェクトの概要」
川村隆一先生[富山大学大学院理工学研究部 教授]
講演1
「富山から世界が見える―高低差4,000mの水・物質循環―」
張 勁先生[富山大学大学院理工学研究部 教授]
講演2
「高低差4,000mに育まれる生物多様性と環境応答」
山崎裕治先生[富山大学大学院理工学研究部 准教授]
講演3
「富山から発信する環境対策技術!」
星野一宏先生[富山大学大学院理工学研究部 准教授]
講演4
「日本海・富山湾の海況とその予測」
松浦知徳先生[富山大学大学院理工学研究部 教授]
特別講演の安成先生
張先生の講演
質問に答える山崎先生
星野先生の講演
松浦先生の講演
活発な質疑応答
■第2部:ポスター発表・交流会
フォーラム第2部では、大学院生たちを中心としたポスター発表を開催。会場の黒田講堂会議室には、壁面を埋めるように発表ポスターが掲示され、次々にセッションが繰り広げられました。第1部で各先生から発表された研究の細部に触れるポスターの数々に、具体的な質問が次々に寄せられ、熱心に応える学生たち。また、次のステップへ進むためのアドバイスも飛びかうなど、熱い時間となりました。
富山大学では、現在「高低差4,000m富山環境プロジェクト」のもと、標高3,000m
の立山連峰から水深1,000mの富山湾までを「地球環境の縮図モデル」ととらえ、環境
動態・生態系応答・環境修復まで、多面的・多角的な研究を展開しています。
[環境編]としては2回目の開催となる今回のフォーラムでは、まず特別講演とし
て、名古屋大学の安成哲三先生より地球温暖化による雨と雪の変化について地球規模
から日本海へと視点を変えながら検証・予測いただき、さらにプロジェクトリーダーである川村先生よりプロジェクトの概要を説明。これを受けて、日本海を世界の縮図
として水・物質循環の視点で研究を続ける張先生、生物多様性と環境応答の現状を追
う山崎先生、工学部の立場から新たな環境対策技術の発信を目指す星野先生、データ
の蓄積と検証をもとに海況予測システムの確立を目指す松浦先生による講演が行われました。
進化を続ける研究に刺激されてか、会場からも活発な質問があり、本プロジェクト
研究への期待の高さがうかがわれるフォーラムとなりました。
平井理事あいさつ
川村教授の進行で開会
ほぼ満席の会場