物理学科レーザー物理学研究室公開セミナー


  • 講 師:  梶田 雅稔先生(情報通信研究機構)
  • 題 目:  極低温分子を用いた精密計測
  • 日 時:  12月14日(金)15:00〜16:00
  • 場 所:  総合研究棟3Fクリエーションルーム
  • 概 要:   分子の振動遷移周波数を15桁以上の精度で計測することは、電子と陽子 の質量比の変化を観測することを可能にし、大統一理論の検証に結びつ く有意義な試みである。今回は磁場でトラップされた2拍態の分子の 純振動遷移周波数を測定したときの周波数確度評価を行なった結果を報 告する。(N=0, F=1,M=1)準位のZeeman係数の振動準位依存性は非常に 小さいために、磁場でトラップされた状態でも(v=0,N=0, F=1,M=1)→ (v=1または2,N=0, F=1,M=1)遷移周波数が受けるZeemanシフトは非常 に小さいために、15桁以上の周波数確度を実現することは十分可能であ る。

  • 本講演は、物理学教室セミナーと共同で開催されます。


  • 講 師:  松原 健祐先生(情報通信研究機構)
  • 題 目:  光周波数標準に向けたCa+イオンの四重極子遷移計測
  • 日 時:  12月14日(金)16:00〜17:00
  • 場 所:  総合研究棟3Fクリエーションルーム
  • 概 要:   セシウム一次周波数標準を超える確度を目指し光周波数標準器の開発が盛んである。 我々は可搬性に優れる半導体レーザーを活用できるCa+イオンに着目し、その電気四 重極子遷移(4s2S1/2-3d2D5/2、ν=411THz、自然幅〜0.2Hz)を利用した標準器開発 を行っている。実験ではまず小型イオントラップに1個の40Ca+イオンを捕獲してレーザ ー冷却する。次いでクロックレーザー光(411THz)を照射して、四重極子遷移によるイオ ンの量子跳躍を検出する。さらにクロックレーザーの周波数に依存する量子跳躍の頻 度を測り、四重極子遷移スペクトルを得る。これらの詳細を報告する。

  • 本講演は、物理学教室セミナーと共同で開催されます。

連絡・問い合わせ先: 森脇・松島

2007年12月3日更新