\( a = x_0 < x_1 < \ldots < x_{n-1} < x_n = b \) となるような点 \( x_0, \, x_1 , \ldots ,\, x_{n-1} ,\, x_n \) をとり, \( I_k = [x_{k-1},\, x_k ] \;\;(k=1,2,\ldots,n) \) とおく。これにより,区間 \( [a,\,b] \) が 小区間 \(I_1,\,I_2,\,\ldots,I_n \) に 分割されることになる。
各区間 \(I_k\) 内に任意に点 \( \xi_k \)をとり, そこでの f の値 \( f(\xi_k) \) を考える。

さらに,\( f(\xi_k) \mu(I_k) \) を考える。ここで, \( \mu(I_k) \) は区間 \( I_k \) の長さを表す。つまり,\( \mu(I_k) = x_k - x_{k-1} \) 。
ここで,\( f(\xi_k) \mu(I_k) \)
の合計 \( \displaystyle \sum_{k=1}^{n} f(\xi_k) \mu(I_k) \) の,分割を限りなく細かくしていったときの極限値を \( f \)
の \( [a, \, b] \) における 定積分
といい,
と書く。すなわち,
である。