グループ紹介






 省エネにつながる熱効率の向上

 当グループでは,熱や物質の移動現象を理論的に解析し,工業製品への応用を推進しています.実験やデータ解析によって現象を捉える地道な研究ですが,それゆえに工業製品開発のベースを支える重要な分野.熱効率の良い熱交換器や,フロン回収用の伝熱促進管など,県内外企業との共同研究も多く,省エネルギーや環境保全といった時代の要請に対応した研究を進めています.詳細は研究内容のページをご覧下さい.

 主要研究設備としては,IBMワークステーション,パソコン,ガスクロマトグラフィ,熱線流速計,カールフィッシャー水量計,レーザホログラフィーシステム一式,レーザ誘起蛍光法システム一式,低温恒温槽,画像処理装置,面輝度計,屈折率計,多点温度データ記録計,真空乾燥機を用意しています.

 励んで研究する若者たち
laser1.jpg レーザーを用いた新可視化計測

矩形容器内に満たした溶液の内部情報を得るため、屈折率、温度を場として可視化を行います。更に得られた情報から直接取得が困難である濃度場を間接的に取得します。

2種のレーザーを同時照射し、変化した場を撮影中。
数値解析

近年のめまぐるしいコンピュータの発達とともに、様々な分野で数値解析法が確立されています。
我が研究室でも凝固・晶析プロセス、二重拡散対流の解析、乾燥プロセス、乱流解析等の研究開発の一端としてシミュレーションを行っています。
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dry1.jpg 熱風乾燥実験

様々な材料の乾燥機構を解明すべく熱風乾燥装置を用いた乾燥実験を行っています。乾燥対象に医薬品、多成分溶液を含む他孔質材料、高分子溶液等を用い、熱風により試料を乾燥させ、質量変化や温度変化などを測定します。

写真奥に見える塔は熱風の湿度を調節するための装置です。
乱流促進体による伝熱技術開発

流路内に流体を流し、その伝熱性能を調べる装置です。流路底面に促進体を設置し、その形状、配置を変えて伝熱促進効果を検討します。

電極反応実験により流れる電流を測定しています。
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crystal1.jpg 自然対流挙動の観察

水溶液の凝固プロセスにおける自然対流の可視化実験を行います。

過飽和溶液中の既存結晶からの結晶成長に伴う対流挙動の様子を観察するため試験槽の下から光を照射しています。
二重拡散対流の解明

二層濃度成層を左右加熱冷却することで二重拡散対流を発生させます。

溶液を採取した後濃度を測定し、二重拡散対流について解析を行います。
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