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持続可能な発展を支える環境にやさしい化学

 
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Copyright (c)2007  Lab. Environ. and Anal. Chem., University of Toyama.  All Rights Reserved.


 

アラームが鳴る もう起きる時間だ 

... 目覚めの時間を知らせてくれる「携帯電話」

今日は寒いな 起きなきゃ いやもう少し 

... なかなか抜け出せない「温かい布団」

眠い 顔を洗えば目が覚めるかな 

... 寝ぼけた顔を洗うための「洗顔フォーム」

眠気をさますにはこれに限る 

... 朝食のコーヒーには低カロリーの「甘味料」

ああ,昨晩そんなことがあったんだ 

... ニュースを映し出すテレビの「液晶画面」

最近歯が白くなってきたかな 

... 食後の歯磨きには酵素入りの「歯磨き粉」

今日はジーンズにしよう 

... もちろんお気に入りの「色」

白いTシャツはやっぱ,気持ちがいいな 

... 白さを保ってくれる「漂白剤」

今日は雨かぁ 靴,濡れるのやだな 

... 濡れから守ってくれる「防水スプレー」。

じゃあ傘を差して歩いていくか 

... 傘の「撥水処理」

今日はどの曲を聴こうか 

... ミュージックプレーヤーの「メモリー」


これ,ある朝の私の行動です。
それだけではつまらないので,私の行動を支えてくれる「もの」も

いくつか書き出してみました。
そしたら,私が日頃いかに便利な「もの」を使って生活しているか,に気づきました。
あなたの生活,どうですか? 

私たちは,日々快適な生活を過ごしています。
それを支えているのは,便利な「もの」。
そしてこれらの多くは「化学」の知識を応用してつくられた「物質」,

またはその「物質」を使ってつくられている「製品」です。
その「製品」を使って目指す効果が発揮される...

 その効果の原理自体が「化学」であることも。
このように考えると,快適な生活を支えているのは「化学」である,

といっても言い過ぎではないかもしれません。

これほど「化学」に支えられて生活しているのに,「化学」に対する世間のイメージは...

 必ずしもよいわけではありません。
「有害物質」,「健康影響」,「環境汚染」,「地球環境問題」...

 諸悪の根源は「化学」だ,「化学」=「悪」だ,と考える人も少なくないようです。

これを読んでいるあなたも「化学」は「悪」だと思います?