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持続可能な発展を支える環境にやさしい化学

 
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私,「化学」は「道具」のようなものだと考えてます。

「道具」は「使い方」が大事です。

「道具」は「諸刃の刃(もろはのやいば)」です。

「天使」,「悪魔」,どちらの「道具」にもなってしまいます。

いろんな元素がごちゃ混ぜになっている物質の中からある元素だけを取り出す

「分離技術」があります。

こういった「分離技術」,その多くが「化学」を駆使してつくられています。

「分離技術」は「道具」です。

この「道具」,あなたなら何に使いますか?

鉱石から希少価値の高い元素を取り出し,原料として使う?

廃棄物から有用な元素を取り出し,再利用する?

... そんなあなたは「天使」かも。

え? 使用済み核燃料から「ある元素」を取り出だす? で,それをどう使うの...?

... 「悪魔」に魂を売った人は,こんな「使い方」をするかも。

私,「化学」自体は「悪」ではないと信じています。

「化学」という「道具」を使う「人」が大事なのだ,と思ってます。

何かを追い求めるあまり,まわりが見えなくなることって,よくあると思います。

これまで「化学」を使ってきた一部の「人」が,そんな状態だったのかも。

とにかく便利に,とにかく追いつき追い越せ,と。

「諸刃の刃」である「化学」という「道具」を正しく使いこなすためには,

見落としてはいけないことがあるはずです。

これから「化学」を使う「人」...それは,これを読んでいる,

「化学」に興味を持っているあなた。

あなたには,「化学」という「道具」を正しく使いこなせる「人」になってほしい。

私はそう願ってます。

見落としてはいけないこと,それは何か。

その一つが「Green Chemistry」という考え方だと,私は思います。