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面談で…

大学時代

 そこでそのことをゆうこ先生に相談しました。先生は驚き、「そんなの冗談だよ。本気にすると相手がかえって驚くよ」と教えていただきました。
 しかし、私には何が冗談で何が本気かわからないのです。そういうこともゆうこ先生に伝えたところ、「じゃあ、相手には『ボクは冗談を理解しにくいし、自分でも冗談を言うことができないから、冗談を言うのは控えてね』と言いなさい。それでも相手が聞きいれてくれなければ、あなたの方から少し距離を置きなさい」という助言をいただきました。
 その結果、冗談が好きな友人と少し距離をとったことで、辛い思いをする回数は減っていきました。
 このように、一つ一つのことを積み重ねて、「こういう場合はこうする」という具体的な助言を受けて、少しずつ社会性やコミュニケーションの力をつけていきました。
 カウンセリングで学んだことを同じような場面で生かしていくことができればいいと思ったし、一つ一つ習ったことを身につけていく、生活の中に取り入れていくという姿勢をゆうこ先生との面接を通じて学びました。
 その他にも大学入学後、一人暮らしを始めたので、日常的にどういうときにどうしたらよいかという判断ができず、失敗や辛い思いを繰り返していたので、定期的にゆうこ先生のところに足を運んで一つひとつ相談するというサイクルを作っていきました。

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