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現在進めている研究について
①海底堆積物試料を使った古環境解析
・国際深海科学掘削計画(IODP)などで採取された海底の堆積物試料を対象として,微化石や砕屑物粒子の化学分析を行い,過去から現在までの大気や海洋環境,気候状態などの復元を行っています。主に,過去1万年前〜現在の気候変化の特徴を高時間解像度で解析すること,過去1000万年前〜現在の長期的な気候変化を明らかにし,その原因を探ることに焦点をあて研究を行っています。現在対象としている海域は以下の海域です。
②東シナ海における海水のBa/Ca比と塩分との関係,および有孔虫殻のBa/Ca-古塩分計の可能性
・炭酸塩の骨格をもつ有孔虫は,死後,海底に沈降し,堆積物に埋没していきますが,その骨格は化石として堆積物中に残ります。堆積物中から見つけられる有孔虫骨格化石には,生育していた当時の海水温や海水組成が記録されているため,これまで30年以上,古環境研究の主要な研究試料とされてきています。
我々のグループでは,東シナ海を対象として,有孔虫骨格から海水の塩分を復元することを目的として,研究を進めています。
③富山県河川水の化学マップ
県内の約80地点において河川水を採取し,主要成分,微量元素,O-Sr同位体を分析し,河川水の地球化学図をGISを使って作成しています。県内各地域の河川水の化学的特性の把握と水質形成の理解を深め,県内の環境教育等に活用していく予定です。
④立山弥陀ヶ原泥炭試料の化学分析
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学生の研究テーマ・指導方針
・研究内容は,学部生・大学院生とも,面談を行って本人の意向をくみつつ,相談しながら決めていきます。
・発表能力や文章力が向上するよう指導を行います。
・大学院生については,研究成果を学術雑誌に投稿することを目指して指導します。また,学生が応募できる研究助成についても,申請書についてはできる限りサポートします。
・野外での調査方法,調査の立案,実験室での分析についても,できる限り一緒にやりながら指導していきます。
・卒論や修論などでは,研究室の人と付き合いが長くなります。研究室を決める際には,教員や在学生との相性も自分の研究を進めて行く上で重要なので,研究室訪問や面談などを積極的に行って,研究室を決めるようにしてください。
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