基礎地球科学A(地球システムの構造と挙動)
基礎地球科学B(地球システムの変動と変遷)
地球システムは、大きく分けて4つのサブシステム、気圏、水圏、固体地球圏、生物圏、から構成されている。それらのサブシステム内において様 々なタイムスケールでの変動や物質循環が行われている。そして、それらサブシステムが相互作用することで地球システムが成り立っている。本講義では、地球システムを構成する、気 圏、水圏、固体地球圏(生物圏を含んで)、それぞれのサブシステムの構造と挙動、それらサブシステムとサブシステム間での物質循環と相互作用、そして、そ の相互作用によって成り立っている地球システムの地球史における変動と変遷について概説する。
A(地球システムの構造と挙動)
地球システムの現在の環境をエネルギーバランスの観点から概説した後、各サブシステムの構造とその中での挙動(循環作用)に焦点をあて概説する。
主な内容は、
・ 「地球システム」について
・ 地球のエネルギーバランス
・ 気圏の構造及び循環作用
・ 水圏の構造及び循環作用
・ 固体地球圏の構造及び循環作用(プレートテクトニクス)
などである
[講義資料](2019年)
B(地球システムの変動と変遷)
サブシステム間の相互作用・物質循環と、それによりもたらされてきた地球史46億年にわたる地球システムの環境の変動・変遷について概説する。
主な内容は、
・ 地球システムのサブシステム間での相互作用・物質循環・・・炭素循環
・ 地球環境の成り立ち・・・地球の形成,初期地球
・ 地球史における地球システムの変動・・長期変動〜短期変動(気候変動)
などである。