文部科学省 知(知)の拠点

地域定着

第1回Monthly Work Cafe

2018/07/13(金)

取材日6月27日

産学連携推進センターと地域連携戦略室は6月27日、北陸銀行の協力を得て大学生が企業人と対話する「Monthly Work Café(マンスリー・ワーク・カフェ)」をスタートした。初回のテーマは「社会人1年生いろんなことがありました」。学生は五福キャンパス大学食堂2階に集まり、北陸銀行、コーセル、OSCAR JJ、廣貫堂、KECの若手社員を囲んで、就職活動や業務内容について自由に質問、交流を深めた。
Monthly Work Caféは、学生が企業や、そこで勤務する社会人について理解を深め、地域社会の一員となって働くことを具体的にイメージしてもらい、地域定着につなげることがねらい。学生は2、3社の社員のテーブルを巡って、ケーキとコーヒーを味わいながら、親しみやすい雰囲気でトークを展開した。
OSCAR JJの女性社員は富山大学のOG。入社6年目で、営業や広告・販売促進などの業務を担当してきた。大学院理工学研究部2年の男子学生とのトークでは、学生はすでに内定を得て来春から県外企業に就職が決まっている。社員・学生それぞれが仕事内容や、どんなことに興味を抱いているか、どんな仕事がしたいか、仕事以外の場での息抜きの仕方などについて話した。女性社員は「休みの日や仕事の後はテニスに打ち込んでいます。社外にも友人ができることなどがメリット」などと助言した。
北陸銀行の女性行員も富山大学のOGで、3年次から富山大学に編入、現在は支店勤務である。人間発達科学部の女子学生や、大学院経済学研究部2年の女子学生とは、1日の仕事の流れや、年間のスケジュールなどを紹介した後、就職活動の経験を語った。学生から「どんなふうに就職活動を進めていったのか?」と問われると、「新聞を毎日読むようにし、『1日インターンシップ』に参加して職場の雰囲気をつかみ、平行して自己分析を進めた」と答え、いろんな業種を見た後、金融業界に絞っていった課程を紹介。また、近年、職場では「働き方改革」により、残業を最小限にとどめ効率よい業務遂行に努めている。
 コーセルの男性社員も富山大学のOBで、入社4年目。現在は開発部門で働いている。経済学部の女子学生が「就職活動について分からないことが多い。まだ何をしたいか見つかっていない」と話すと、「考えるよね。でもあんまり考えすぎるのも良くない。上手に息抜きをすることも大事」などとアドバイスした。2人とも高岡市出身だったことから、お互いの出身中学はどこかなど、ざっくばらんに身近な話題を展開した。
 
[今後の実施予定]
第2回 7月25日(水)
「社会人が振り返る。大学生活でやっておけばよかったこと」
第3回 10月31日(水)
「地元をはなれて実際どうだった(富山の生活、遊び、仕事)」
第4回 11月28日(水)
「社会や地域にも貢献したい! 社会人になってもできる?」
第5回 12月19日(水)不開催
「社会人になってみてわかる、就活のポイント」
第6回 1月30日(水)
「仕事の中身、仕事の面白さ」

スタートに際し、挨拶する尾山コーディネーター



フリートークをする県内企業の若手社員と学生


フリートークをする県内企業の若手社員と学生