第2期 TOYAMA 採用イノベーションスクール
第2回ワークショップ
開催日時:令和元年8月29日(木)
開催場所:富山県民会館 702号室
8月29日(木),富山県民会館にて、「TOYAMA 採用イノベーションスクール」第2回ワークショップ(主催:富山大学)を開催。「採用する人材に何を求めるか」という人材要件について理解を深めました。
冒頭、富山大学地域連携推進機構地域連携戦略室COC+統括コーディネーターの尾山真特命准教授が「はじめに皆さん自身で考えていただき、自社にとって一番良い方法を導いてほしい」と挨拶。その後、全員が近況報告などを交えて、自己紹介しました。
その後、4人ずつ3グループに分かれてのグループワークへ。「自分の意見を持った上で人とディスカッションして、良いものを生み出せる人が望ましい」「スポーツをやっていた人はぜひほしい」など、資質に対する要望や、「募集をかけても、なかなか人が集まらず、とにかく来た人を取らざるを得ないという現状がある」と悩みを明かす人、「10年後、20年後の会社がどうあるべきかを考え、どのような人材が欲しいかをじっくりと考えている」と話す経営者など、さまざまな意見が出されました。
続いて、各グループの代表者が発表。「人材要件についていろいろ考えるけれど分からない」「やはり素直で優しい人がほしい」などの声が紹介され、「スクールに参加した複数の企業により共同でインターンシップをする話がまとまった」という成果なども発表されました。
尾山特命准教授は「人材要件を絞り込むことが大切。入社後に育成できる項目は、要件に入れなくていい。『こういう人がほしい』ということを強く意識し過ぎすぎて、条件が厳しくならないように」と助言し、「採用したい人物像」を社内で共有することが大切であり、そうすることで社内全体や経営者が「ちゃんと採用しよう」と考えるようになるとアドバイスしました。また、学生同士のネットワークにコミットし、「内定を辞退した学生にほかの学生を紹介してもらうなどの方法も有効」といった情報も紹介しました。
なお、次回のワークショップは、9月12日(木)です。その様子も順次レポートしていきます。