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第2期TOYAMA採用イノベーションスクール第6回ワークショップ

2019/10/30(水)
第2期 TOYAMA 採用イノベーションスクール

第6回ワークショップ

開催日時:令和元年10月24日(木)
開催場所:富山県民会館702号室

10月24日(木)、富山県民会館にて、「TOYAMA 採用イノベーションスクール」の第6回ワークショップを開催。塾生12人が企業の採用戦略について考えました。

はじめに、富山大学地域連携推進機構地域連携戦略室COC+統括コーディネーターの尾山真特命准教授がこの日のテーマ「新たな採用手法のポスター作成とブラッシュアップ」について解説。塾生は4人1組のグループに分かれて意見交換を行いました。
 塾生は、採用活動をビジュアル的にまとめた「ポスター」を制作。ワークショップの成果を盛り込み、従来のやり方とは異なるアプローチに取り組んでいます。今回はそれぞれの案を持ち寄り、グループ内でブラッシュアップすることで、より効果的な方法を検討しました。


□グループ内ブラッシュアップでのコメント

・これまでは中途採用のみだったが、ポスターでは新卒を採ることになった経緯を説明した。
・エントリーしたにもかかわらず、ガイダンスなどに来なかった学生の実態を調査すべきではないか。
・入社後の未来像をより具体的に見せるようにする。
・当社のコーポレートカラーは青なのでポスターにも使用したが、同じ色の会社が多く、他社との差別化が難しいことを改めて感じた。
・SNSを活用して学生・保護者が欲しい情報をリアルタイムで伝える。
・学生が主体となるインターンシップを実施する。

続いて、メンバーを入れ替えて3人1組のグループとなり、これまで共有してきた最初のグループ4社の事例を報告し合いました。また、自社の採用戦略についても3人で改めて報告し合い、新たな視点からの助言を受けました。その後、もとの4人1組のグループに戻って参考になったアイデアなどを共有、成果について話し合いました。
 最後は全員が一言ずつ、ワークショップを終えた感想を述べました。

□ワークショップの成果・感想
・これまでは1人で悶々としていたので、ほかの塾生と課題を共有できて良かった。
・専務から引き継いで参加したこともあり、最初は面倒だったが、悩みを聞いてもらえて良かった。
・ワークは大変だったが、採用のことを考える中身の濃い時間を過ごすことができた。
・様々な視点で表現の仕方を考え、工夫できることが分った。
・第1期に続いての参加だった。話をすることで見えてきたものがあり、ネットワークもできた。学んだことを社内で共有したい。
・第1期も参加したが、そこで得た成果はまだ実現できていない。今回の成果は何とか実現したい。塾生の皆さんは、共に苦しんできた仲間だと思っている。
・人事部がない会社なので、このスクールを「人事部」だと思って取り組んできた。今後、何か合同でできることがあればと思う。
・会社の役員と共有できた。スクールに参加した企業はライバルでもある。
・第一期で学んだことが、第二期でやっと理解できる部分もあった。ありがたい場である。解散した後も相談できる場になってほしい。
・漠然と感じていたことや、わからなかったところがクリアになってきた。これは大きな成果だと思う。


 尾山特命准教授は「採用という仕事は、社内も学生も“お客さん”であり、孤独な仕事である。スクールを通じて採用に関するノウハウだけでなく、横のつながりを持って、そこに大学や金融機関も加わっていきたい」と総括しました。



 本スクールは12月20日にポスター発表や報告会、修了式を行い、ポスターの内容は年度内に冊子にまとめる予定です。