苦手な教科は、国語と体育でした。国語の現代文で作者の考えを書きなさいという設問や、どういうふうに感じたかという設問では間違いが多かったです。自分としては感じたことをありのままに書いているし、作者はこういうふうに思っているだろうと考えて書いているつもりなのに、ことごとく間違いで、自分では「正しいと思って書いているのになぜ違うの?」という感じでした。後で解答を読むと、「あっ、こんな考えもあるのか!」というように、正解と自分の考えに大きなズレを感じました。今から思えば、読解問題は解説が欲しかったです。自分の解答と正解を照らし合わせ、納得しながら問題をこなしていけば良かったと思います。
また、美術の時間の自由なテーマ、つまり自分でテーマを決めて自分で好きなものを描くという課題では非常に困りました。これを描きなさいとか、何かを見て同じものを描きなさというように具体的に描く対象があるものは描きやすいのですが、創造性が必要なものは非常に苦労しました。
これらの困難さは、アスペルガー症候群の想像力の欠如、他者の視点がもてないことによる困難さだったと思われます。
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