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欲しかった支援

高校時代

 高校に限らず小中学校も含めて、いじめを受けることで私はエネルギーが吸い取られ、だんだん無気力になっていきました。勉強にも身が入らなくなり、何事にもやる気を失いがちになったことは、今思うと非常にもったいないことだったと思います。
 そういうことを防ぐためにも、相談室など駆け込み寺のような拠点があれば良かったと思います。
 そして定期的に話をする機会を作るのです。何かあったらではなく何もなくても状況を伝える機会を作るといいと思います。
 私自身は、高校時代、担任によく話を聞いてもらいました。たとえば、担任から1学期に2〜3回ほど「最近はどう?」とか、「勉強はどうだ?」、「人間関係はどうだ?」と聞いてもらっていました。その時に、小さなことだからいいかなというような悩みや勉強面の不安など、なんでも話しました。私の質問に対して先生からアドバイスをもらっていましたが、小さなことでも話をするとそれだけでもすっきりしましたし、アドバイスがもらえ助かったことも多かったです。定期的に話を聞いてもらうことが自分にはいいのかと思いました。大学時代に毎週面談に訪れるスタイルを作れたきっかけはここにあったのかもしれません。

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