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事業の概要
1 事業の目的
製造業企業の国際競争力を維持・向上には、企業技術者の科学技術基盤能力の向上が不可欠であり、多くの企業技術者が継続的な教育・能力開発を必要としている。多くの理工学系大学院では、社会人入学制度等により企業技術者の学習機会を提供しているが、職務を継続しながらの就学は困難である。本事業では、企業技術者向けに働きながら学べる基盤科学技術能力開発プログラムを提供し、技術開発現場で中心的な役割を果たす先導的技術者を育成する。本事業では理工系大学卒業程度の基礎学力を有する企業技術者を対象とし、専門分野の深い知識とそれを応用できる能力(深み)、他の技術分野に対する知識と関心(幅)、技術の価値を見極めて事業に結びつける技術経営能力を有する先導的技術者を育成することを目的とする。
2 事業の概要
理工系学部卒業程度の企業技術者を対象に、修士課程程度の専門教育を行うプロフェッショナルエンジニアコース(履修期間1年)を開設する。(21年度よりインダストリアルエンジニアコースの科目も履修可能となりました。)「電気・エネルギー」、「機械・材料」、「環境・バイオ」の3コースを置き、専攻科目、共通基盤科目、MOT科目、を開講する。10単位を修了要件として修了証を授与すると共に、産学官が参加するとやま技術者育成協議会を通じて修了者のキャリアアップを促進する。
3 教育効果
本事業の想定される教育効果は以下のとおりである。
1) 本コースの履修により企業技術者が学び直しする機会を与えられ、同時に履修者自身
の基盤技術力が向上し、社内業務遂行力が高まり、結果として社業に貢献出来る
2)本事業の持続的な展開により、技術集約的な地域の産業基盤が向上出来る
3)地域の次世代技術者の育成を大学、企業及び自治体が自ら取り組む課題と認識を
深め、情報を相互に共有しそれぞれの役割を遂行するという技術文化の展開に役立つ