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講義内容(シラバス)
IT・数値解析特論T
授業科目名 |
IT・数値解析特論T |
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担当教員(所属) |
《富山大学大学院理工学研究部(工学系)》田島正登、宮腰 隆、柴田啓司、 |
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開講日程 |
1−3月 土曜日1,2限 |
単位数 |
2単位 |
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連絡先(研究室、電話番号、電子メール等) |
{tajima, miyagosi, shibata}@eng.u-toyama.ac.jp, okino@itc.u-toyama.ac.jp |
オフィスアワー(自由質問時間) |
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授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標) |
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コンピュータはネットワークに接続されて初めてその威力を発揮するという意味で、コンピュータ・ネットワークに関する理解は不可欠である。また、これに伴い、ネットワークの信頼性(誤り無く情報を伝達する)や安全性(セキュリティ)の問題が益々重要となっている。この講義では、ネットワークや情報セキュリティに関係する基礎的な内容を理解すると共に、最近の関連技術、また応用等の理解を深めることを目的とする。 |
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達成目標 |
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1)
ICT(Information and Communication Technology)の現状や今後の展開等について理解する。 |
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授業計画(授業の形式、スケジュール等) |
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第1回 |
ICT概論 |
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第2回 |
計算可能性 |
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第3回 |
暗号の基礎(概論) |
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第4回 |
暗号技術(秘密鍵暗号) |
外部 |
第5回 |
暗号技術(公開鍵暗号) |
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第6回 |
認証、PKI |
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第7回 |
最新の暗号技術 |
外部 |
第8回 |
伝送方式 |
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第9回 |
TCP/IP(1)
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第10回 |
TCP/IP(2)
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第11回 |
ネットワーク管理 |
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第12回 |
リスク・マネジメント |
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第13回 |
コンピュータ・ウィルス |
外部 |
第14回 |
ネットワーク・セキュリティ |
外部 |
第15回 |
知的財産、情報倫理、関係法令 |
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キーワード |
ネットワーク、情報/ネットワーク・セキュリティ、暗号、計算量、ネットワーク管理、リスク・マネジメント |
履修上の注意 |
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教科書・参考書等 |
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成績評価の方法 |
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関連科目 |
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備考 |
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IT・数値解析特論T:授業計画
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回 |
主題と位置付け |
学習方法と内容(講義概要) |
1 |
ICT概論 (沖野) |
ICTの発達の歴史を振り返り、現在の社会における役割を考え、今後の学習の参考とする。 |
2 |
計算可能性 (大川) |
現代暗号の基礎である、計算可能性および計算量の議論を行い、暗号における強度とは何かを理解する。 |
3 |
暗号の基礎(概論) (沖野) |
暗号史を学ぶことで、古代暗号から近代暗号までの暗号における問題点を整理する。その後、現代暗号におけるこれらの問題への対応および限界等を検討する。 |
4 |
暗号技術(秘密鍵暗号) (外部講師) |
代表的な秘密鍵暗号である、DES(Feistel構造をもつ)及びAES(SPN構造をもつ)について、それらの基本構成や特徴について理解する。 |
5 |
暗号技術(公開鍵暗号) (田島) |
DH型公開鍵配送法は公開鍵暗号の概念を初めて与えたものである。また、代表的な公開鍵暗号方式である、RSA暗号や楕円曲線暗号について学習する。 |
6 |
認証、PKI (田島) |
認証は、秘匿と並んで暗号のもつ最も重要な機能である。最初に、公開鍵暗号を用いたディジタル署名について学ぶ。また、公開鍵の正当性を確認する枠組みとしての公開鍵暗号基盤(PKI)について学習する。 |
7 |
最新の暗号技術 (外部講師) |
ヴェイユ対や双線形性を利用した暗号方式、あるいは量子理論に基づく量子暗号など、最近の暗号技術について理解を深める。 |
8 |
伝送方式 (田島) |
暗号は情報の安全性を守る技術の一つと見なせるが、一方、情報の信頼性を高める技術である。誤り訂正符号やその関連事項について学習する。 |
9 |
TCP/IP(1) (宮腰) |
通信プロトコルの基本概念であるOSI参照モデルは、機能を7階層に分類している。現在のネットワークで使用されているTCP/IPをOSI参照モデルの各階層に対応させて機能・役割などを学習する。 |
10 |
TCP/IP(2) (宮腰) |
異なるネットワークを接続・延長するハードウエア機器(ブリッジ、ルーターなど)はネットワーク構成上重要である。こうした機器の種類、機能、しくみ等について学習する。 |
11 |
ネットワーク管理 (柴田) |
実際のネットワーク運用を行うには、サーバ管理およびネットワーク管理知識が必要である。サーバおよびネットワーク管理における重要ポイントを解説する。 |
12 |
リスク・マネジメント (沖野) |
情報セキュリティを担保するには、リスクを正しく把握することが重要である。情報システムにおけるリスクおよびリスク解析手法を学習する。 |
13 |
コンピュータ・ウィルス (外部講師) |
実際のコンピュータ・ウィルスについて解説する。 |
14 |
ネットワーク・セキュリティ (外部講師) |
データベース(DB)やWebアプリへの不正アクセス例について解説する。 |
15 |
知的財産、情報倫理、関係法令 (沖野) |
実際に情報セキュリティを維持するには、技術だけでなく法的な規定も存在する。知的財産に代表される情報関係の法令知識を学習する。 |
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