アクセシビリティ・コミュニケーション支援室

富山大学における障害学生支援に関する基本方針

平成24年9月25日制定


 富山大学(以下「本学」という。)では、以下の基本方針に基づき、身体障害、発達障害、精神障害、その他の心身の機能の障害がある学生(以下「障害学生」という。)の支援を行う。
 ただし、本基本方針は、支援制度の基準、根幹を定めたものであり、支援内容については、障害の内容や程度に応じ、個別に必要かつ合理的な配慮を検討し、障害学生と十分な協議を経た上で決定する。

1.基本方針

 本学は、本学に在籍する障害学生が、障害のない学生と分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら学生生活を送ることができるよう支援を行う。

2.支援の目的

 本学の障害学生支援は、修学の上で必要に応じて適切な支援を行うことや、支援活動を通じて、よりよい人間関係を養うとともに、支援者が障害について理解できる場を提供することを目的とする。

3.支援体制

 本学における障害学生の支援者は、本学の教職員及び障がい学生を支援する本学の学生サポーターとし、学外の障害者支援の専門家等とも連携を図る。
 本学は、障害学生への支援を全学的に行うために、学生支援センター内にアクセシビリティ・コミュニケーション支援室(以下「支援室」という。)を設置する。支援室は、障害学生への相談対応、障害学生の学生生活環境づくり(修学時の配慮要請、支援機器の整備及び学内施設改修提案を含む。)及び関係部局間や支援者間の連携支援が適切に行われるための調整を行う。

4.個人情報の保護と守秘義務

 支援者が支援をする上で知り得た障害学生の個人情報(障害や相談の内容を含む。)の管理を厳密に行い、第三者に個人情報の開示や提供が必要な場合は、本人の同意を得るものとする。
 ただし、障害学生への連携支援を行うために必要と本学が判断した場合、集団守秘義務を十分に遵守しつつ支援者間での個人情報の共有を行うことができる。