ごあいさつ
会長挨拶 -第5代目会長 水島 俊雄 (第22回生 物理学科)-
■会長就任に当たっての挨拶
2021年10月より理学部同窓会の会長に推挙されました水島俊雄と言います。卒業は昭和49年(1974年)3月で、文理学部理学科、物理学専攻です。私は高井正三前会長の1年後輩で、高井氏と二人して卒業当時から今に至るまで同窓会の世話をしてきました。早いものでもう50年も経とうとしています。私の仕事の場は富山大学理学部物理学科で、技官から始まり教員として退職まで勤めました。その間、文理学部が改組され理学部となり、富山大学が国立大学法人と形を変えながら現在に至っています。理学科、理学部を通じて卒業された同窓生は10,000人余りにもなりました。その会の代表として私が任に当たることに心引き締まる思いです。
同窓会が理学部と学生に行っている支援を少し紹介します。学生はいわゆる学生気質を変えながらも理学という基礎科学への好奇心を持って入学してきます。ただ、その好奇心を持って学部の4年、更に大学院で学業を修めた後の職業はどうなるのか、理学部の場合分かりづらい所があると思われます。理学部にキャリアデザイン講座という授業があります。そこでは理学部卒業生が学生達に向けて現在の職業内容や、学生時代どのように過ごしたかなどを講義しています。同窓会はその講師である同窓生を理学部に紹介しています。先輩である同窓生の職種は多岐に渡っていますが、講座で彼らの授業を聞いていますと実に誇れる理学部の先輩達です。現役の学生達は彼らの話を聞き、卒業後の進路を考えると現在何をすればいいのか大いに参考になっており、また励みにもなっているようです。
大学祭時に理学部の学生が主体となって行っているサイエンス・フェスティバルがあります。ここでは現在学生達が取り組んでいる研究内容や、科学の楽しさなど工夫を凝らしながら訪れる人たちに紹介しています。企画の詳しい内容は同窓会誌に載せています。同窓会は初回からこのサイエンス・フェスティバルを支援しています。この時は同時に理学部ホームカミングデイを開催しています。どうぞ同窓生の皆さん、理学部を訪れてください。
同窓会は会員相互の親睦を篤くし、併せて国立富山大学理学部との連絡を密にし、その発展と社会への貢献に寄与することを目的とする、と同窓会会則の趣旨に謳っています。残念ながら現在はコロナウイルス感染症の為、以前の様には簡単に会を持ち、顔を会わせるということができなくなっています。しかし、その中でも同窓会として会員の皆さんへどんなことが提供できるのか、理学部と連携を取りどの様な形で理学部そして学生を支援できるのかを考えていきたいと思っています。どうぞ会員の皆さんのご協力・ご支援をお願いします。
2022年3月1日
水島 俊雄
歴代同窓会会長
■初代会長
平田 卓郎 (第1回生 化学科) 昭和55年~平成19年
■第2代目会長
北野 芳則 (第8回生 化学科) 平成20年~平成24年
■第3代目会長
川田 邦夫 (第14回生 物理学科) 平成25年~平成28年
■第4代目会長
高井 正三 (第21回生 物理学科) 平成29年~令和2年