たなべ未来創造塾-地域から必要とされる新たな仕事を創りだす-
未来デザイン

たなべ未来創造塾 第5期の背景About us

経過

田辺市においては、世界遺産登録10周年、合併10周年という大きな節目を迎えることから、これらを絶好の機会と捉え、市そのものの価値を高める「価値創造プロジェクト」を推進してきました。

その取組の大きな柱の一つとして、全国的な人口減少社会の到来と急速な少子高齢化が進展する中、持続可能な地域の形成を目指し、「交流人口の増加」と「地域経済の活性化」を目標とした「価値創造戦略ビジョン・戦略プラン」を策定してまいりました。

また、この計画で位置付けた取組は、全て「田辺市まち・ひと・しごと地方創生総合戦略」に盛り込み、現在、積極的に推進しているところです。

戦略ビジョン・戦略プランの概要

田辺市の人口は、全国平均よりも速いスピードで減少が続いており、今後10年間で総人口が約8千人減少すると予測されています。一方、65歳以上人口は今後も減少せず、2025年の高齢化率は約35%に達すると予測されています。

 田辺市は紀南地域の拠点都市という特性と人口集積を背景として、内需依存型の経済構造を形成してきました。田辺市内の総生産額に占める卸売・小売業とサービス業の比率はそれぞれ16.0%と23.7%で、和歌山県の平均や和歌山市の値を大きく上回っています。田辺市は周辺地域に財・サービスを提供することで地域経済が成り立つ商業都市としての性格が強く、人口減少と連動して経済規模も縮小していくことが予想されています。

こうしたことから、「戦略ビジョン・戦略プラン」では、「交流人口の増加」と「地域経済の活性化」を目標に掲げ、各種施策を構築することといたしました。

戦略プランにおける施策一覧表

「交流人口の増加」と「地域経済の活性化」に向けて、戦略ビジョンにおいて定めた基本方針をもとに、ロジックツリーによる施策の洗い出しや各種団体へのヒアリング等を通じて、下記の6つのプラン19施策を導きだし、「たなべ未来創造塾」を【プラン⑥】「地域を担う人材の育成」における「地域ビジネスを担う人材の育成」に位置付ける中で、取組を進めることといたしました。