これまでも学校や地域社会においては様々なキャリア教育の取組があり、それぞれに効果を上げてきた。本プログラムを実施するにあたり「キャリアサポートセンター」の下に「富大流人生設計支援室」を設置して、プログラムの推進に当たり「学校間・地域社会のコーディネート」を実践する。
また本学としても学校に対しては「大学開放事業」「出前授業」「理科支援員」などの取組を行い、また地域社会に対しては「生涯学習」「社会人大学院」「オープン・クラス」などの取組を行い、地域社会からも「短期職場体験」「インターンシップ」などの協力を受けている。しかし、残念ながら、それぞれの取組においては、情報交換や連携協力が十分に行われて実施されているとはいえない。本プログラムは、そのように分散している様々な取組を取りまとめるコーディネートの役割を、地方に根ざす国立大学である本学こそが担うべきであるという認識が根底にある。
本プログラムの実施組織として、「キャリアサポートセンター」の下に「富大流人生設計支援室」を設置してプログラムの推進に当たるとともに「学校種間・地域社会のコーディネート」を実践する。さらに、学生に対しては受入企業・団体ごとにプログラム調整及び連絡担当責任者(教職員)を決めて丁寧な指導を個別に行う。また、今年度導入したSNSを利用してコミュニティサイトを立上げ、受入企業毎の情報の集約と共有、学生同士また学生と教職員との密接な連絡体制の構築、実習中に生じる問題解決についての支援をリアルタイムに行う。
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