富山大学内で利用可能な設備

地質学、岩石学、鉱物学などの研究に必要な基本的な機材は一通り揃っています。
当研究室で所有の機器に加えて、地球システム科学科の複数研究室にて共用しているものや、富山大学全体の共有利用設備のものもあります。大学全体の共同利用設備の使用にはチャージ料金がかかりますが、学内利用は非常に安価です。学外からの利用については、共同研究なら基本的に無料、産業利用では有償にて承ることも可能です。お気軽にご相談ください。

石工室

大小色々な岩石カッターや回転研磨ラップ、ディスコプランなど、大体のモノは揃ってます。薄片作り放題です。

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 石工室

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 石工室

重鉱物分離設備

スタンプミル、椀がけ用品一式、重液分離用品、紫外線ランプ付き双眼実体顕微鏡などが揃ってます。ジルコン取り放題です。

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 ジルコン 重鉱物分離設備 スタンプミル

樹脂包埋-研磨用機材

鉱物粒子や岩片を樹脂に埋めて磨くための装置一式があります。加熱しながら真空引きも可能です。なんでも埋め放題、磨き放題です。

自動メノウ乳鉢

古めかしいけどちゃんと動きます。2台体制で粉作り放題です。

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 自動メノウ乳鉢 岩石粉末作成 全岩化学分析 バルク組成分析

ガラスビード用 電気炉

蛍光X線分析(XRF)による全岩組成分析用のガラスビードも作り放題です。

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 XRF用ガラスビード作成 岩石粉末アルカリ塩溶解 全岩化学分析 バルク組成分析

粉末XRD装置

鉱物や岩石の粉末のX線回折を測定する機械です。結晶構造解析し放題です。

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 粉末XRD X線回折 結晶構造解析

流体包有物分析用 加熱冷却ステージ付き顕微鏡

液体窒素と電熱ヒーターで鉱物の中の流体包有物(インクリュージョン)を加熱・冷却し、均質化温度や組成を推定し放題です。

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 流体包有物分析用 加熱冷却ステージ付き顕微鏡

電子線プローブマイクロアナライザ EPMA (共同利用設備)

日本電子JEOL JXA-8230があります。5チャンネル分のWDSだけでなく、EDS検出器も付いてます。カソードルミネッセンス像観察装置も一応付いてます。

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 EPMA電子線プローブマイクロアナライザ_

顕微レーザーラマン分光分析装置 (共同利用設備)

日本分光NRS-7100があります。不明鉱物の同定や、物性測定に役に立ちます。

富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 ラマン分光分析装置

その他の共同利用設備

富山大学には共同利用設備として様々な分析機器があります。申請すれば学内の者は格安で使用できます。学外からの申請やご相談も受け付けています。 詳細は富山大学機器分析施設のウェブサイトを参考にしてください。

学外との共同研究

野外での地質調査や、富山大学内に無いマシンの利用などで、様々な研究機関の方々と共同研究をしています。学生も研究活動の中で、色々な研究機関に出張することになると思います。
現在の主な共同研究や施設利用先の機関として、東京大学、金沢大学、高知大学、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、国立科学博物館などが挙げられます。研究の進展に伴って、他の研究機関との協力を増やしていく可能性も高いです。

研究予算

卒業研究は、大学から配分される運営費交付金起源のお金に加えて、科研費などの外部資金も活用します。 沢田の外部資金お財布事情は科研費データベースで確認できます。
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000010845100/
現状、学生の研究を支えられるくらいの予算はあると思います。調査や分析、学会発表などで学生の皆様のお財布に負担をかけないようがんばってます。

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