「地方鉄道活性化支援プロジェクト」のご案内
★★新しいお知らせ★★
「地域のためのJR地方ローカル線再生支援プロジェクト」を開始しました。
「地方鉄道活性化支援プロジェクト」の一環として、特にJRの地方ローカル線を地域のために活かすための計画策定を支援するプロジェクトです。
詳しくは、「地域のためのJR地方ローカル線再生支援プロジェクト」をご覧ください。
富山大学「鉄道再生・整備支援センター」は、全国の地方鉄道路線の再生・活性化を支援する「地方鉄道活性化支援プロジェクト」を実施しています。
日本の地方鉄道路線には、「減便→利用者減→さらなる減便と利用者減」という「負のスパイラル」に陥っていると言われている路線が少なくありません。
一方では、利用者が少なくても自治体と事業者が協力し合って、地域のために役立つ鉄道として大いに貢献している路線もあります。
例えば、富山県内においては、
●廃止も検討されていたJR富山港線をLRTとして再生し、利用者の大幅な増加を達成したうえに、周辺地域の経済活動の活性化にも大きく貢献している「富山ライトレール」
●北陸新幹線の並行在来線として県や沿線市町を中心とした第三セクター鉄道として再出発し、運行本数の増加や新駅設置などを行って予想を上回る利用者数の伸びを記録してきた「あいの風とやま鉄道」
●日本の路面電車のなかで利用者数が最も少ないにもかわらず自治体と事業者が連携しながら元気に運行されている「万葉線」
などがあります。
同じ北陸地方の「えちぜん鉄道」や「福井鉄道」も相互乗り入れを実現して利用者を急増させるなどの成果を残しています。
富山大学都市デザイン学部 都市・交通デザイン学科は、国公立大学では唯一の「交通」の名がつく学科として、これらの近隣の路線をはじめとする全国の地方鉄道路線の関係者の皆さんと情報交換をしながら日本の地方鉄道の再生・活性化に協力しています。
本プロジェクトはそれらの知見を活かして、地方鉄道の再生・活性化を目指そうとしておられる自治体や鉄道事業者の皆さんを支援するものです。
EUをはじめとする世界の多くの国では、鉄道を重視する交通政策が強く進められています。採算だけを議論しているかのような現在の日本の鉄道政策の発想からは脱却して、地域の将来に貢献する新しい地方鉄道を生み出しましょう。