文部科学省平成27年科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)

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富山大学 Smart Cafe「生きづらさを考える」第1回開催

「日本の性的少数者(LGBTs)の「生きづらさ」と、いま大学ができること」

講師:富山大学人文学部准教授 林 夏生氏

主催:富山大学男女共同参画推進室
開催日:平成27年10月21日(水)
時 間:17時00分~18時00分
会 場:富山大学五福キャンパス大学食堂2階
対 象:教職員・学生・一般
参加者:56名 

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第1回目は、本学人文学部准教授林夏生氏を講師としてお招きし、上記のとおり開催しました。 林氏は、性のあり方の多様性と境界線のあいまいさをわかりやすく説明したうえで、 電通ダイバーシティ・ラボの「LGBT調査2015」では、性的少数者の人口比率を7.6%と推定しているにもかかわらず、 その存在に対する認識が薄く、かつ、差別意識が強いという日本の抱える複雑な問題点を指摘しました。 また、そのような状況の中で、就業の難しさをはじめとする深刻な生きづらさを感じている性的少数者の実態を紹介しました。 さらに、大学を性的少数者について適切な知識を得ることのできる機会を提供する場、支援者・理解者を増やす場、多様な相談窓口を持つ場、 学外との連携をとり情報の共有・蓄積ができる場として位置づけました。 最後に、林氏は、「マイノリティ(少数者)が生きやすい社会は、みんなが生きやすい社会である」と締めくくり、会場の参加者に理解を求めました。
「生きづらさを考える」シリーズ第1回にもかかわらず、56名という多数の参加があり、この問題に対する関心の高さを伺わせました。

 なお、次回は、11月18日17:00から本学五福キャンパスオープンカフェ「AZAMI」にて、 男性介護者の会「みやび」代表の平尾隆氏をお迎えして、「家族介護って誰が担うものなの? ~年齢とジェンダーから紐解く家族介護者支援」というタイトルでお話いただく予定です。

   皆さまの気軽な参加をお待ちしています。

<次回のお知らせ> 第2回 「家族介護って誰が担うものなの?
~年齢とジェンダーから紐解く家族介護者支援」
講師:男性介護者の会「みやび」代表 平尾隆氏
日時:2015年11月18日(水)17:00~18:00
場所:富山大学 五福キャンパス オープンカフェ「AZAMI」
参加対象:本学教職員、学生、一般
*申込不要、参加費無料

※下の画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。

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活動報告・活躍紹介