文部科学省平成27年科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)

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センター長挨拶

富山大学ダイバーシティ推進センター長 神川康子

富山大学ダイバーシティ推進センター長 神川康子

平成20年(2008年)7月15日に新設された「男女共同参画推進室」が12年間の実績を経て令和2年(2020年)4月1日に「ダイバーシティ推進センター」として改組され、ジェンダー平等に加えて、多様な性的指向と性自認(略称SOGI)や文化、宗教、信条、国籍、年齢、障害等の多様な生き方を認め合い尊重しあって、誰もが生き生きと活躍できる教育・研究・職場環境を創造していくことを目指して新たなセンターとして生まれ変わりました。

「男女共同参画推進室」初代室長は小松美英子先生、その精神は永山くに子先生、市田蕗子先生へと引き継がれ、平成31年4月から担当された宮内伸子先生の2年目から「ダイバーシティ推進センター」となりました。私は令和2年6月1日より前任者4人の皆様の意志を引き継ぎ、使命を全うしていく所存でおります。

とくに本年度は平成27年(2015年)に採択された文部科学省科学技術人材育成費補助事業である「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」の最終年にも当たりますので、当初大きな期待を込めて打ち出したKPI(Key Performance Indicator)に少しでも近づけるように今できることを実施し、今後の大学人に資することができるよう、報告書としてとりまとめたいと思っております。

富山大学の取り組みは全国的に見ても新しい試みで国際型女性研究者育成プログラムを導入し、国際的な視野と卓越した実力を持ち、プロフェッショナルな意識が醸成され次世代への影響力を持つ女性研究者が育つ環境整備を目指して「意識を変える」「組織を変える」「環境を変える」とした3つのプロジェクトを立ち上げ、多様な取り組みを実行し、高い評価を得てきています。その結果、3大学統合時は128名であった女性教員が令和元年には157名(女性教員比率18.4%)となり、総教員数減少の中でも女性教員は順調に増えてきております。KPI設定の25%への道のりは厳しいものの、意識、組織、環境を整えて地道に目標を達成していく覚悟です。

私事ではありますが、今から40数年前研究者を目指し始めた時に感じた様々なハンディキャップの多くは払拭されてきたものの、まだまだジェンダーを問わずライフイベントとキャリアアップの狭間にあるバリアを取り除いていくことができればと願っています。

大学院生の時には「大学内に保育所があれば学びながら子育ても研究もできるのに」と、大学教員となった時には「在学中に親を亡くす学生や、ときに出産をする学生と出会い、安心して学業が続けられる環境があれば」と、理事の時には本気で「五福キャンパスにも学生や教職員のための事業所内保育所を」と考えました。実現されているものもあれば、まだまだのものもあります。ハンディキャップを感じてから40数年、意識を変えることが最も困難なのかもしれないと実感している昨今です。

男女を問わず誰もが、人生100年時代を相互理解のもとに支え合って、互いの夢を実現し、心豊かな暮らしの環境を創造し続けたいと思います。微力ですが任期期間中精一杯頑張りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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