本学の事務系男性職員で初の育児休業を取得
vol. 2 日水 栄 様(研究振興課 課長補佐(令和3年度当時))
私が妻の出産直後2週間の育児休業を取得したのは,令和2年5月でした。沐浴,寝かしつけ,おむつの交換などの育児と,家事全般に取り組みました。
育児休業を取得してよかったこと・大変だったことは?
よかったことは,これから続く育児の道のスタートラインに妻と一緒に立てたことです。二人で力を合わせて歩んでいくんだと,希望と強い気持ちを持つことができました。 結婚披露宴で主賓から「仕事より家庭が大事だと堂々と言える男になれ」と言われ,以来そうありたいと考えてきました。育休取得と復帰後の生活でそれが実践できていることで,自分に自信が持てるようになったと感じています。 復帰後も家庭を優先しようとすることで,限られた仕事時間内に成果を出す必要に迫られ,結果として業務の見直しや改善が進んだと思います。 大変だったことは,育休中も頭が仕事から完全には離れられなかったことです。気になって夜に仕事のメールをチェックしていました。
仕事復帰された後に,変化した考え方・価値観などありますか?
人生において何が大切かという価値観が変わったと思います。「社会をつくるのが人であるならば,未来の社会をつくるこの子は未来そのものだ」と気づきました。そして育児には,自分が仕事を通じて社会に貢献するのと同じかそれ以上に,すばらしい意味があるのではないかと考えるようになりました。現実には毎日睡眠不足で両立は大変ですが・・・。
これから育休の取得を考えている人にメッセージをお願いします。
出産前から今に至るまで,大好きなこの子と妻と一緒にいられる時間が楽しいと,素直に感じています。周囲への感謝の気持ちを忘れず,日々成長していく子を夫婦で見守れる幸せを感じながら,親として人として成長していけたらと思います。育休を検討している方がいたら,堂々と取得してほしいです。私も事務系男性職員最初の取得者として,取得しやすい職場の雰囲気づくりなどに貢献していきたいです。

