男性育児休業取得者インタビューvol1

初めての育児、大変さをパートナーと共有できた2か月間

vol. 3 幸 亮太 先生


育児休業を取得してよかったこと・大変だったことは?

 私は娘が生まれた2月初旬から3月末までの約2か月間、育児休業を取得しました。コロナ禍ということもあり、遠方に暮らす両親の助けも借りることができなかったので、夫婦2人きりで初めての育児をしなければなりませんでした。慣れないことの連続で大変な事ばかりでしたが、その大変さを夫婦で共有できたことは育児休業を取得して一番良かったことだと思います。また、一日一日変化していく子供の成長を2か月間、間近で見ることができたことはかけがえのない経験になりました。


仕事の調整はどうされましたか?

 育児休業の期間がちょうど春休みだったこともあり、授業の調整が必要なかったことはありがたかったです。それ以外の業務に関しても周りの先生方や職員の方々からご理解をいただき、たくさん助けていただきました。実は、当初私は育児休業の取得を考えていませんでした。それは業務や職場のことからではなく、お恥ずかしい話ですが、どれだけ育児が大変であるか、育児休業の意味や必要性を考えてもみなかったからです。要するに甘く考えていた私に、父親としても先輩である同僚の先生が取得することを勧めてくださいました。今となっては、その先生には感謝しかありません。


仕事復帰された後に,変化した考え方・価値観などありますか?

 娘との生活の中で「生きていることは当たり前ではない」という当たり前のことに気づきました。目が覚めて、お乳を飲み、うんちとおしっこをして、また眠る、ということは奇跡であり、そんな奇跡が積み重なって人は成長していくのだと感じるようになりました。目まぐるしく過ぎていく毎日ですが、娘や周りの人と過ごす一瞬を大事にしたいと思いました。


パートナーの方からのコメント

 「出産時の出血が多く、産後の体力の回復に時間がかかったので、育児休業を取得していてくれて助かりました。また、日頃から家事に主体的に関わってくれる夫なので、即戦力になってくれました。」


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