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講義内容(シラバス)2012

実践技術経営特論MOT

授業科目名

実践技術経営特論MOT
−マーケッテングからリスクヘッジまで−

担当教員(所属)

林良造(明治大学)、金山幸雄(YKK AP)、吉田一雄(立山システム研究所)、齋藤潤二(立山科学グループ技術本部)、大森実(アルビス)、村上哲(アイシン軽金属)、黒田浩行(パナソニック)、橋本久義(政策大学院大学)、南雲弘之(日本セック)、清家彰敏(富山大学)

授業科目区分

スーパーエンジニア養成コース

授業種別

大学院修士課程実践教育
特別講義科目

対象所属

理工学教育部

開講日程

4月−6月 土曜日3、4限
(13:00〜16:15)

対象学年

社会人技術者、大学院生

単位数

連絡先(研究室、電話番号、電子メール等)

産学連携部門(TEL076-445-6943)
supereng@ctg.u-toyama.ac.jp

オフィスアワー(自由質問時間)

 

授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標)

本講座では企業における技術経営、事業企画、収益計画、事業規模とマーケッテング、ベンチャー起業、企業倫理、や企業統治のあり方について実践的な議論を展開する。本講座では意思決定や技術の評価、事業戦略策定に於ける業務スキル等を習得し、実際の業務に提供する場合の考え方を議論する。

達成目標

1) 企業経営における技術の位置づけに対する理解を深める。
2) コストの構成とコスト削減意識を高め、経理計算の基本的考え方を習得する。
3) 知的財産の創出、維持管理、活用に関わる戦略的考え方を習得する。
4) 事業に関わる適用法規やコンプライアンス経営の考え方を学ぶ。
5) 企業の社会的責任とは何かを学ぶ。
6) 新規事業に関わるビジネスモデルの考え方とMOTの新動向を実務に生かす方法について考える。

                      

授業計画(授業の形式、スケジュール等)

第1回

産業構造の変革とビジネスパラダイムの変化(仮題)

清家

第2回

仮想社会とビジネスとシミュレーション(仮題)

清家

第3回

会社経営と技術管理−1

金山

第4回

会社経営と技術管理−2

金山

第5回

高齢者社会におけるニュービジネスとMOT

吉田

第6回

新規事業企画の推進と課題

齋藤

第7回

モノづくりに於けるサプライチェーンマネージメント:構築とリスク

村上

第8回

販売に於けるサプライチェーンマネージメント:スーパーマーケットの事例

大森

第9回

開発時の原価管理(商品管理、製造管理、利益管理)

黒田

第10回

営業品の総原価と間接費(営業、本社費、償却費)

黒田

第11回

事業展開と適用法規−1

村上

第12回

事業展開と適用法規−2

村上

第13回

起業家思考とその展開手法

橋本

第14回

起業戦略事例

南雲

第15回

Global 時代の産業政策と経営

キーワード

MOT、コンプライアンス、ベンチマーキング、知的財産、CSR、貸借対照表、損益計算書、キャシュフロー計算書、ベンチャー、マッププル経営

履修上の注意

 

教科書・参考書等

「富山大学MOT教本」

成績評価の方法

出席とレポート

関連科目

 

備考

 

実践技術経営特論MOT:授業計画

主題と位置付け

学習方法と内容(講義概要)


産業構造の変革とビジネスパラダイムの変化(仮題)
仮想社会とビジネスとシミュレーション(仮題)

(清家)

未定


会社経営と技術管理1、2

(金山)

経営者の立場から、組織論と機能、意志決定プロセス、経営資源の活用及び経営戦略の考え方やおよびリスクヘッジの考え方について述べる。

高齢者社会におけるニュービジネスとMOT

(吉田)

高齢者を支えるニュービジネスの創出と先端事例について述べる。平成の大合併、国庫補助の停止、介護・医療保険などの社会保障制度の改正・再編など高齢者を取り巻く環境は激変し、施設介護から在宅介護そして自立へと早急な転換が迫られている。本講義では高齢者のニーズに応えるサービスを事業化するために必要な手法、技術、仕組み、ポイントについて、「みまもりサービス事業」や「地域ICT 実証事業」など立山システム研究所が行なっている福祉事業で説明する。また、今後必要なイノベーションについても概説する。

新規事業企画の推進と課題

(齋藤)

新規事業企画の進め方や研究戦略策定の考え方及び研究管理手法について述べると共に新規事業創出における各ステージの管理手法の要点や産学官連携について概説する。

モノづくりに於けるサプライチェーンマネージメント ― 構築とリスク ー(仮題)

(村上)

モノづくりにおけるサプライチェーンマネージメントの現状と、リスク対応力と競争力を両立するサプライチェーンの再構築について述べる。

販売に於けるサプライチェーンマネージメント
−スーパーマーケットの事例−

(大森)

消費者に極めて近い「小売業」の現場では何が行われているのか?身近な業態「食品スーパー」を題材に、川下から逆に眺めたサプライチェーンマネジメントを解説。製造業とは全く異なる視点を学べる講義としたい。
1)食品スーパーにとってのシェアとは?
2)店の中でのジャストインタイムが重要!
キーワードは<製品>と<商品>の分離、区別


10

開発時の原価管理
営業品の総原価と間接費

(黒田)

技術者が知っておかねばならない利益管理について述べる。特に開発時の原価管理及び営業品(上市品)の間接費の負担を含む総原価の成り立ちについて考察する。

11
12

事業展開と適用法規−1、2

(村上)

新規事業や新商品展開に際して遵守すべき様々な法規のと、主要規定を説明する。製品品質を保証する観点からもコンプライアンス経営の重要性について述べる。

13

起業・事業展開の手法

(橋本)

日本経済の強みと、その中における起業の可能性、またそれを発展させていくための手法について、実例をあげながらわかりやすく解説する。

14

起業戦略事例

(南雲)

起業する前に考えておくこと(行動も含め)や起業してから考え続ける事(戦略・戦術)を自らの起業経験に基づいて(成功・失敗の事例)述べ、起業は楽しい・・・を伝えたい。

15

Global 時代の産業政策と経営

(林)

未定