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講義内容(シラバス)2013
実践技術経営特論MOT
授業科目名 |
実践技術経営特論MOT |
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科目 |
富山大学 経済学部経営学科 教授 清家彰敏 |
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区分 |
スーパーエンジニア養成コース |
授業種別 |
大学院修士課程実践教育 |
対象所属 |
理工学教育部 |
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開講日程 |
4月−5月 土曜日1、2、3、4限 |
対象学年 |
社会人技術者、大学院生 |
単位数 |
2 |
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連絡先(研究室、電話番号、電子メール等) |
産学連携部門(TEL076-445-6943)、 |
オフィスアワー(自由質問時間) |
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授業のねらいとカリキュラム上の位置付け |
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本講座では企業における技術経営、事業企画、収益計画、事業規模とマーケティング、ベンチャー、企業倫理や企業統治のあり方について実践的な議論を展開する。本講座では意思決定や技術の評価、事業戦略策定に於ける業務スキル等を習得し、実際の業務に提供する場合の考え方を議論する。 |
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達成目標 |
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1)企業経営における社会的責任、技術管理の方法について理解を深める。 |
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講師の紹介 |
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第1回 |
清家 彰敏氏 |
(富山大学経済学部経営学科教授) |
筑波大学大学院経営政策科学研究科卒。専門は中国経済、経営戦略、組織論。著書「日本型組織関係のマネージメント」他。 |
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第3回 |
村上 哲氏 |
(アイシン軽金属(株) 専務取締役) |
名古屋工業大学卒。アイシン軽金属(株)入社、富山大学大学院博士後期課程修了、工学博士、アイシン軽金属(株)取締役技術管理部長、経営企画部長、マーケティング部長、技術開発研究所長を経て現職、富山大学客員教授、軽金属学会小山田記念賞、日本塑性加工学会技術開発賞受賞 |
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第4回 |
斉藤 潤二氏 |
(立山科学工業(株) 技術本部特命プロジェクト担当) |
富山大学卒。立山マシン入社、同社マレーシア出向、立山科学グループ先進技術開発センター取締役センター長、立山科学工業(株) 技術本部取締役副本部長を経て現職 富山大学客員教授 |
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第5回 |
大谷 渡氏 |
(YKK(株) 取締役副社長 工機技術本部長) |
第6回 |
金山 宏明氏 |
(カナヤママシナリー(株) 代表取締役社長) |
第7回 |
斉藤 潤二氏 |
(立山科学工業(株) 技術本部特命プロジェクト担当) |
第8回 |
大森 実氏 |
(アルビス(株) 代表取締役社長) |
第9回 |
黒田 浩行氏 |
(パナソニック(株)デバイス社 半導体グループ 北陸工場長) |
第11回 |
村上 哲氏 |
(アイシン軽金属(株) 専務取締役) |
第13回 |
林 良造氏 |
(明治大学教授 国際総合研究所所長) |
京都大学法学部卒、ハーバード・ロースクールLL.M、経済産業省官房長を経て明治大学国際総合研究所所長。専門は法と公共政策の経済分析、コーポレートガバナンス、エネルギー市場、経済構造改革と政策決定プロセス等。著書「日本のソフトウェア産業とその政策課題」他 |
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第14回 |
南雲 弘之氏 |
(日本セック(株) 代表取締役会長) |
第15回 |
橋本 久義氏 |
(政策研究大学院大学 名誉教授、客員教授) |
東京大学卒 通商産業省(現在経済産業省)入省 機械情報産業局鋳鍛造課長、中小企業庁 技術課長、立地指導課長、工業技術院総括研究開発官、埼玉大学教授(政策科学研究科)を経て政策研究大学院大学教授(現在、名誉教授)、龍谷大学客員教授 |
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キーワード |
MOT、事業企画、コンプライアンス、サプライチェーン、産業政策 |
履修上の注意 |
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教科書・参考書等 |
「富山大学MOT教本」 |
成績評価の方法 |
出席とレポート |
関連科目 |
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備考 |
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実践技術経営特論MOT:授業計画(講義内容、開講予定日、講師)
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回 |
主題と位置付け |
学習方法と内容 |
1 |
・産業構造の変革とビジネスパラダイムの変化 (清家) |
モノづくりに関する狭義のMOTを拡張し、商品からのマーケット情報やサービス等を含む新規なMOTを定義し、創出すべきビジネスモデルをシミュレーションしてグローバルな事業戦略構築に役立てる。 |
3 |
モノづくりに於けるサプライチェーンマネージメント (村上) |
モノづくりにおけるサプライチェーンマネージメントの現状と、リスク対応力と競争力を両立するサプライチェーンの再構築について述べる。 |
4 |
新規事業企画の推進と課題 (斉藤) |
新規事業企画の進め方や研究戦略策定の考え方及び研究管理手法について述べると共に新規事業創出における各ステージの管理手法の要点や産学官連携について概説する。 |
5 |
会社経営と技術管理 (大谷) |
経営者の立場から、組織論と機能、意志決定プロセス、経営資源の活用、経営戦略の考え方、リスクヘッジの考え方について述べる。 |
6 |
長寿社会に於ける付加価値創造とMOT (金山) |
長寿社会を迎えるに当たって、ビジネスの在り方は大きく変わろうとしている。特に製造業が海外移転を加速せざるを得ない状況下で、国内での「モノづくり」はどこへ向かうべきなのかが大きな課題である。当社が長年取り組んできた事業内容を紹介し、今までの価値観を検証しつつ、これから長寿社会へ向かって、望まれる本当の付加価値とは何かを考察し、その価値をどの様に具現化し、製造・販売をするまでに至ったのか弊社が経験してきた福祉機器開発を参考に、MOT の観点から概説する。 |
7 |
高齢者社会におけるニュービジネスとMOT (斉藤) |
高齢者を支えるニュービジネスの創出と先端事例について述べる。平成の大合併、国庫補助の停止、介護・医療保険などの社会保障制度の改正・再編など高齢者を取り巻く環境は激変し、施設介護から在宅介護そして自立へと転換が迫られている。本講義では高齢者のニーズに応えるサービスを事業化するために必要な手法、技術、仕組み、ポイントについて、立山システム研究所が行なっている福祉事業で説明する。 |
8 |
販売に於けるサプライチェーンマネージメント (大森) |
消費者と直結する「小売業」の現場では何が行われているのか?身近な業態「食品スーパー」を題材に、川下から逆に眺めたサプライチェーンマネジメントを解説。製造業とは全く異なる視点を学べる講義としたい。 |
9 |
・開発時の原価管理(商品管理、製造管理、利益管理) (黒田) |
技術者が知っておかねばならない利益管理について述べる。特に開発時の原価管理及び営業品(上市品)の間接費の負担を含む総原価の成り立ちについて考察する。 |
11 |
・事業展開と適用法規1 (村上) |
新規事業や新商品展開に際して遵守すべき様々な法規と主要規定を説明する。製品品質を保証する観点からもコンプライアンス経営の重要性について述べる。 |
13 |
Global 時代の産業政策と経営 (林) |
Global 時代を迎えて日本の新規な産業政策を議論し新規なビジネスの創出に向けての問題意識を共有する。 |
14 |
起業戦略事例 (南雲) |
起業する前に考えておくこと(行動も含め)や起業してから考え続ける事(戦略・戦術)を自らの起業経験に基づいて(成功・失敗の事例)述べ、起業は楽しい・・・を伝えたい。 |
15 |
起業化思考とその展開手法 (橋本) |
日本経済の強みと、その中における起業の可能性、またそれを発展させていくための手法について、実例をあげながらわかりやすく解説する。 |
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