日 時 | 2017年9月20日 18:30~20:30 |
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会 場 | 南砺市役所 福野庁舎 講堂 |
急激な人口減少・少子高齢化により様々な課題が表れてきており、地域組織の見直しを行ない、地域課題解決に向けての組織や事業を進める必要性について説明を受けた。
各地域より参加した市民会議委員の自己紹介
「協働」から「総動」へ 南砺市型小規模多機能自治の推進を
南砺市の今後推定される人口統計は、2060年までに40%まで減少することが想定され、これまでの人口が増えてきた時代の社会システムを継続することができない。
「町内会の役員のなり手がいない」
「一人でいくつもの役職を任せられてい待っている」
「婦人会が継続できなくなってきた」
「若い人が行事に参加しない」
「イベントを開催しても参加する人がいつも同じ」
「行事と会議がいっぱいある」
これを解決するのが、小規模多機能自治であり市民会議委員の皆さんと解決できる仕組みを市長への提言としてまとめていきたい。
小規模多機能自治と似た仕組みで魚津市では、地域の課題をビジネスで解決している若者たちが、「水」をテーマにビジネスにつなげている。地域の問題解決は、ボランティアでは続かない。地域で何が起きているか考え、小さいなことからビジネスで解決し収益・採算が取れることで持続可能循環が生まれる。地域課題を見つけ、解決の仕組みを考えたい。
最終的にはどのような組織がいいのか地区はどうあるべきなのかなどをまとめて市長への最終提言につなげていきたい。
地区によっては課題が異なることが想定されるので、各地区のグループを分けて、これまでボランティアで継続できなかったものをビジネスとして継続できる提案や、地域の力を結集できる仕組み、課題解決に向けた仕組み、組織持続に向けた仕組みを考えていきたい。
南砺市に合った地域の課題解決型組織を考え、市民会議の活動を通していろんな情報を共有し、地域の人材育成にも期待したい。南砺市の将来を考えるため市民会議のメンバーの構成として各地域・年齢も幅広く集まっていただいており各グループで特色ある提案を期待している。
田中幹夫 南砺市長
富山大学との包括締結により、まちづくり事例など提供していただき市民会議を進めていきたい。8町村が合併した南砺市で旧町村の住民自治をより発展させ「地域の課題を誰がどのように解決するのか?」「役職が個人に役職が集中して負担になっている地域」等、地域全体で支える仕組みや継続的な自治を考えていきたい。
南砺市では、住民と行政が一体となり取り組む「協働のまちづくり」を進めてきた。小規模多機能自治は、全国で現在233の自治体がネットワークで情報共有をしているが、それぞれの地域で特色ある展開しており、市民会議を通じて南砺市型モデルを探っていただきたい。