南砺市型小規模多機能自治 市民会議

南砺市型小規模多機能自治 市民会議 事業レポート02

南砺市型小規模多機能自治 市民会議富山大学


小規模多機能自治の理解促進 / 市からの情報提供

日 時 2017年10月15日 13:00~17:00
会 場 ア・ミューホール
講 演 IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 川北 秀人 氏

IIHOEの川北秀人氏より、今後の南砺市が抱える課題、地域組織のあるべき姿や住民総力を挙げた「小規模多機能自治」の手法について学んだ。また、組織の若い方や女性に地区の課題を自分事として興味をもっていただく必要性、広くアンケート等で意見を聞く有効性について説明を受けた。


南砺市における自治振興会等の現状と課題

南砺市 南砺で暮らしません課 石本 氏


「自治会・町内会・集落」と「自治振興会」の違い各地域の組織体制や、自治振興会の収支・事業内容などの説明があった。

市民側の課題
・自治振興会の会議に参加できないからそもそもわからない
・自治会長や団体代表者の集まりであることがほとんど
自治振興会側の課題
・自治会長や団体代表として参加しても1~2年で任期が終わる
・イベント 会議が多く事業をしていけない
・若い人や女性の意見が効きたいが役員にいない いても意見が出ない
行政側の課題
・縦割り行政で自治振興会へしわよせがいっている。
・役を作っても自治振興会では何から手を付けていいかわからない


自治振興会等の役割の変化・小規模多機能自治の理解促進

IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 川北 氏


 自治とは、自分たちで決めて、自分たちで担うこと。日本の地域住民には担う力がある。問題は「決める力の弱さ」理解して働くよう、決めるためには、場・機会と、素材が不可欠。
 人口増はすべての課題を解決してくれるものではなく、住んでいる人はさらに高齢化してしまう。 地域の年齢構成で地域の問題や優先順位も異なることから地域の問題を考える際に世代構成なども把握してくことが必要。価値観の多様になり地域住民に統計情報を判断の材料にして説明材料にする。
 2020年の南砺市の高齢化率は38.9%と全国平均よりも30年早く進んでいるため「介護職の担い手はどれだけ必要か?」 「社会保障費はどれだけ増えるか?」などを考慮し高齢者の健康は地域の資産であることを再認識する必要がある。

島根県雲南市の事例や住民アンケートなどから地域行事などの優先順位を決める事の重要性等の説明があった。



ワークショップ(全住民調査の設問づくり)

ワークショップでは、全住民アンケート調査で確認したいこと(重要度・満足度等)や、今後地域で進めるうえの確認・質問・不安な事など地域ごとに討論し発表した。





市民会議事務局
南砺市役所 市民協働部 南砺で暮らしません課 / 富山大学 地域連携推進機構 地域連携戦略室


Copyright © 2017 南砺市型小規模多機能自治 市民会議 All rights Reserved.

▲ ページの先頭に戻る