日 時 | 2017 年 10 月 13 日 15:00 ~ 18:00 |
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会 場 | 富山大学 高岡キャンパス 大会議室 |
内 容 | 圏域の地域課題とビジネスチャンス ③ 株式会社地域交流センター企画 代表取締役 明石博之 氏 |
とやま呉西圏域共創ビジネス研究所 7日目が開講。圏域内での取り組み(射水市、氷見市)の講義が行われた。
研究生からは、街を取り込んだビジネスの展開の参考になった。自分たちの住んでいる地域にもカルチャーなど見つけることでビジネス資源になることができるのはないか。などの意見が出された。
株式会社地域交流センター企画 明石博之 氏
「ソーシャルデザイン×ローカリズム」場づくり・まちづくりコーディネーターとして射水市と氷見市を中心に活動している。 全国の道の駅などの仕組みなども作ってきたことから、まちづくりには「市場と公共」2つの社会観があることから社会の二面性があることを感じた。
「公共」の社会観から合意形成を作ることの難しさを感じることもあり、主体性のない「合意形成」を作ることでまちづくりをしてみたが、強制力がない・誰も最終責任を負わない・アイディアがたくさん出るが誰も実行しない。結果よりもプロセスを大切にするあまりビジネスとしては実行されないことに問題点を感じていた。
「個から拡大する理想のまちづくり」として、「個の強烈な思いやビジョン」を地域の社会に入れることで共感者が広まり個の熱源が地域全体に広がることを体感していた。理想は「やりたいこと=やるべきこと」として富山では仕事を展開することに心がけている。全国を見てきた中で、水辺がある環境・生計として漁業が残っている、などの魅力的な街と出会い射水市新湊地区に拠点を構えることとなった。
昔畳屋さんだった店舗を改装することとなったが「こんな素敵な風景が残っていることを多くの人に知ってほしい」をコンセプトに、自治会長・地域の方々に「地元の人が自慢する店」「リノベの可能性を広める」「商売が成り立つこと」「街並みが良くなる」「注目されることに誇り」などの説明をした。
・地域問題や、まちづくりを織り込んで活動できる。
・地域の発展と場の発展を「イコール」として経営できる。
・主体者として、まちづくりに参加することができる。
・コミュニティーづくりを大切にする。
・カルチャーを発信できているか気にかけている。
などを心がけ、取材者(ライター)さんにお店のファンになってもらうことで全国紙に掲載してもらうことが増えてきた。