日 時 | 2018 年 2 月 2 日 14:00 ~ 17:00 |
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会 場 | 高岡市ふれあい福祉センター |
とやま呉西圏域と富山大学の共同主催による「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」第1期修了式は、髙橋正樹高岡市長、呉西圏域市担当者、富山大学関係者、協力金融機関、後援機関、報道関係者など約50名が参加し研究生9名による最終プレゼンテーションとポスターセッション、修了証授与、座談会が行われ約6ヶ月間のカリキュラムが終了した。
本学では人口減少時代に、住民サービスの低下を防ぐために住民が主体となって課題解決に取り組んでいく「小規模多機能自治」という新たな地域づくりに取り組んでおり、研究生のみなさんにも地域の活性化できるようにバックアップをしていきたいと考えている。
平成23年高岡市と富山大学が地域連携・地域活性化などを目指した包括連携協定締結や、とやま呉西圏域共創ビジネス研究所設立までの経緯、研究所の演習内容について紹介した。
研究生による事業の提案を1人4分でプレゼンテーションが行われた。
河尻 俊二 氏 | 旧学習塾跡を活用した レンタルシェアオフィス |
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沼田 弘美 氏 | 移住者サポートステーション ホームタウンカフェ |
笠井 伸一朗 氏 | 観光客誘致 果物狩り・スイーツカフェ |
前田 喜美子 氏 | ショッピングセンターリニューアル シェアオフィス |
中山 士門 氏 | 地酒とまちづくり 酒蔵体験 |
鍋嶋 範和 氏 | 外国人留学生が介護資格を取得するまでの住居と仕事の提供 |
新川 篤志 氏 | 楽しく元気に暮らすシニア向けシェアハウス |
北村 真之 氏 | YouTubeでオリジナル酒場動画を配信 |
木田 拓也 氏 | クラウドファンディング起案支援 で まちおこし |
プロジェクト報告をまとめたポスターの前に立ち参加者向けに質疑応答する
ポスターセッションが行われた。参加者からもアドバイスや応援など受けた。
「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」所長の髙橋正樹 高岡市長から研究生9名に修了証が読み上げられ授与された。
テーマ | 明日の地域を形成する企業の力 |
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パネリスト |
髙橋 正樹 氏(高岡市長) 鈴木 基史 氏(富山大学理事・副学長) 研究生 |
コーディネーター | 金岡省吾 教授(富山大学 地域連携戦略室長) |
金岡教授:立案について研究生から感想などお願いします。
仕事の考えのきっかけになればと思い参加した。
まちづくりを仕事につなげるのは大変だったが、まだまだ掘り下げて考えていきたい。
自分が参加しても良かったのかと考えていたが、いろいろなアドバイスで
自分の考え方も変わりプロジェクトになじんできた。
良い訓練になった。みなさんの前で発表したので責任を持ちたい。
いろんな人脈にもつながる良い機会だった。
メンバーとの交流や、地域の課題と自社の強みを両立すること、
行政との関りも大切だと感じた。今回の発表を実現させるために進めていきたい。
自分の強みを伸ばすことで地域や行政・企業がつながり夢のある地域ができるということを学ぶことができた。
本業の事業以外にもたくさんの業種のみなさんとつながり知識を得ることができた。
いろんな角度から価値観を得ることができた。
これからどれだけ価値を創造し地域のビジネスにつなげるか考えていきたい。
講師の話が勉強になった。以前から考えていたビジネスだったが実現に向けて動き出すことができた。
自身の事業に関しても課題は何か見つめなおす機会になった。
地域課題解決の親和性を言っていたがより深く考えることができた。
金岡教授:髙橋市長より 今後の課題などお願いします。
すでにビジネスを始めている研究生の内容だったので良かった。行政から見ても地域資源を活用する方法・地域の立ち位置など指摘が良かった。今までは行政の補助金だったのが、民間・市民がプロジェクトに投資する時代にもなりつつありビジネスとして成り立つようにスタートを願っている。圏域を広げたことで視点が広がり、豊富なリソースを活用して共有することで新しい展開が広がる可能性も出てきた。
金岡教授:鈴木理事より 人口減少で何をすべきかについて総括をお願いします。
研究生が地域の問題点を知る・解決するために自己のビジネスを使い解決することがCSVであり、1人ではできないことでも政府機関・金融機関が一体となって大きなビジネスチャンスをつかんでほしい。
髙橋正樹 高岡市長
「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」は、行政・大学・金融機関などが一体となり知恵を集める場であり、研究生のアイディアをビジネスとして進める研究所であります。 地方創生は「まちづくり・人づくり・仕事づくり」であり、都市づくりだけでなく、若い人が魅力ある仕事づくりなども目指していきたい。仕事づくり、それを担う人づくりのため、研究生のプランが地域経済で実を結ぶように応援していきたい。また、今年から研究エリアを富山県西部全域へ拡大したことで、地方創生の力の奔流となることを期待する。