企業技術者によるものづくり実践講義
概要
ものづくり教育の一環として、平成17年度から「企業技術者によるものづくり実践講義」を開始しました。 この講義は、県内企業の担当者を講師として招いて、企業における製品開発の経験に基づいた「ものづくり教育」の実践的指導を目的とします。 実施形態は次の3種類に分かれます。
- 講演形式の講義
- ものづくり実践指導
- ものづくりアイディア展での学生作品の評価およびパネル討論での意見交換
1 は、企業の製品開発の体験談、企業技術者に求められる事柄など、学生がものづくりや工学の学習で参考となる事柄を講演いただくものです。 2 は、本学で実施しているものづくり関連カリキュラム(創造性育成科目)にアドバイザーとして企業技術者をお招きし、「ものづくり」を実地指導していただくもので、経験に基づく実践的な指導と共に、学生、本学指導教員の「ものづくり」に対する考え方に良い刺激となることを期待しています。 3 は、ものづくり教育に関する地域・企業との連携について意見を述べていただくと共に、学生が製作した作品の評価をしていただくものです。
創造工学センター運営委員が中心となって、各学科が2テーマを企画しますので、10月から12月の間にかけて8から10テーマが開講されます。 1年生から3年生が対象ですが、共通の開講時間が確保できないために、自学科の学生向けに5時限に開講されているのが実情です。 しかし、学生の関心は非常に高く、多いときには350名ぐらいの学生が聴講するために、大講義室が満員になるほどです。 ある学科では聴講を義務づけ、聴講後にレポートの提出を求めています。 現在、この取組みは非常に成功しています。