日 時 | 2018 年 10 月 19 日 15:00 ~ 18:00 |
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会 場 | 富山大学 高岡キャンパス 大会議室 |
内 容 | 圏域の地域課題とビジネスチャンス ③ 和歌山県田辺市企画部たなべ営業室 鍋屋安則 氏 焼きたてパンD'oh! 淺賀由貴乃 氏 株式会社 高垣工務店 代表取締役 石山登啓 氏 |
とやま呉西圏域共創ビジネス研究所 7日目が開講。たなべ未来創造塾での取組の講義が行われた。
当初県外で英語の仕事をしようと思っていたが、たなべ未来創造塾に入ると「みんなのことを田辺の人に知ってもらいたい」という気持ちになってきた。その時、勤務先のパン屋が閉店することになり、これまでの経緯や強みを生かして新しいお店を開こうと思った。
パンを通じて地域を知ってもらうため「地域コラボぱん」を開発。たなべ未来創造塾で知り合ったみかん農家から仕入れ、人とのつながりを大切に生産者の顔写真や思いもあわせて商品を紹介するようにしている。地元に愛される店舗づくりとして、子どもたちがワクワクするように似顔絵コーナーなどを用意して、子育て世代のママさんがゆっくりパンを選べるように工夫した。
英語を話せるという特技を生かし、外国人観光客には英語対応の接客、メニューの英語表記など外国人観光客が田辺にくる目的の一つになりたい。
駅前の商店街は空き店舗が多く、若者離れが進んでいる街の課題を解決できるように少しでも貢献し、田辺を好きになって住み続けたい。また来たいと思えるパン屋を目指していきたいと考えている。
契約社員の立場でスタッフ5人を率いていた当時、日本最大の工務店ネットワークにて3連連続顧客満足度1位になった。お客様紹介率が88%に。家のメンテナンスでOB宅を訪問した際に「俺たちの遊び場を作ってくれ」といわれ、介護事業のデイサービスを開所し現在2店舗運営。
障がいを持つお母さんに「集まれる場所がほしい」いわれ、コミュニティースペース(塾)を開設。ハンドメイドなどをする場になったが、それを販売するマルシェも企画。
本業ではないことでも一生懸命にすることで人の輪が広がってきた。いろいろなビジネスを考えていたが「コミュニティーはビジネスになる」という事が理解できないまま「知理混場(知って理解が混在する場)」を考えた。現状は、会場費無料だから地域のイベントで利用され、新聞にも紹介されることで自社の知名度アップを期待している。
和歌山県田辺市企画部たなべ営業室 鍋屋安則 氏
人口減少が全国平均よりも速いスピードで進んでおり、地域が生き残るためには地域で稼ぐプレーヤーが必要。「地域イノベーターの育成」を目標に「産学官金」が一体となった運営体制で「たなべ未来創造塾」が始まった。
大きな1つのプロジェクトよりも、地域に根差したスモールビジネスを数多く創出することが地域が良くなると考え、塾生それぞれがプロジェクトの実現に向けて歩み、今期で3期目に入り24名の修了生を輩出した。実行率は70%を超える。