日 時 | 2019 年 2 月 28 日 15:15 ~ 18:00 |
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会 場 | 戸出コミュニティーセンター |
とやま呉西圏域と富山大学の共同主催による「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」第2期修了式は、髙橋正樹高岡市長、遠藤俊郎富山大学長、呉西圏域市担当者、富山大学関係者、協力金融機関、後援機関、報道関係者など約50名が参加し研究生6名による最終プレゼンテーションとポスターセッション、修了証授与、座談会が行われ約7ヶ月間のカリキュラムが終了した。
答えのないことを探す時代になり、きちんとした仮説を立てグループでディスカッションを重ねることが地域の発展につながると考えている。富山県内で大学と地域のつながりの人材育成プログラムが全国的に注目されるようになってきた。今日の発表も期待している。
平成23年高岡市と富山大学が地域連携・地域活性化などを目指した包括連携協定締結や、とやま呉西圏域共創ビジネス研究所設立までの経緯、研究所の演習内容について紹介した。
研究生による事業の提案を1人4分でプレゼンテーションが行われた。
石森 佑輝 氏 | 安心地域のエンディングサポート |
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瀧内 満 氏 | コミュニティースペース「ほっとすぺぇす」 |
天野 修 氏 | キッズプロデューサー「かけ・たすプロジェクト」 |
加治 幸大 氏 | 良樹細根 人の成長・街の発展 大樹深根 地域社会の根を育てる |
木村 吉秀 氏 | コミュニティータウン「アミティエ」 |
吉田 剛 氏 | 稲作コメニティーで暮らしを続ける |
プロジェクト報告をまとめたポスターの前に立ち参加者向けに質疑応答する
ポスターセッションが行われた。参加者からもアドバイスや応援など受けた。
「とやま呉西圏域共創ビジネス研究所」所長の髙橋正樹 高岡市長から研究生6名に修了証が読み上げられ授与された。
テーマ | 明日の地域を担う修了生たちへ |
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パネリスト |
髙橋正樹 氏(高岡市長) 遠藤俊郎 氏(富山大学長) 研究生 |
コーディネーター | 金岡省吾 教授(富山大学 地域連携戦略室長) |
金岡教授:立案について研究生から感想などお願いします。
CSVという考え方を知ることができた。地域の課題と自社の課題をミックスすることで自社のやるべき事が具体化された。今後自社で新しい事業展開するときにも応用していきたい。
既に事業として始めている部分ではあるが、自分に足りないものが何かヒントをつかむことができた。
実行率を高めようとすると発想が地味になりがちだが、会社の強みの環境面にCSVを取り込むことでやることは地味かもしれないが、事業が大きくできるのではないかと感じた。
地域の課題を見直すきっかけになり、見直しを進めると原点に戻ることができる。
発表することで行動につなげていきたい。
地域の高齢化に対して何ができるのか? 地域の活性化につなげていきたい。
普段の仕事で自社の課題など考えることはなかったが、しっかり考える時間になり良かった。以前からやりたいと思っていたことをCSVを取り入れ地域のために企業として何ができるかしっかり考えていきたい。
金岡教授:髙橋市長より今後の課題などお願いします。
本業のベースと地域の課題を組み合わせた提案が多く実現性が高い内容だった。コミュニティーに注目した切り口も多かった。6市で展開している研究所なので良い事例がそれぞれの地域で循環されるように期待している。市など行政からの制度支援、金融機関からのアドバイスや金融支援などフルに使って充実度の高い事業につなげてほしい。
金岡教授:遠藤学長より研究生にエールなどお願いします。
今日も新しい発想が出てきたが、この研究所は新しいものを生み出せる場所として期待している。歴史と伝統が強い地域であり、人が人を育てる環境でクリエイティブに実行してほしい。
従来の地域貢献だけだと継続できない。どうしたら地域で継続的にビジネスとして実現できるかを地域の人を巻き込んで進めてほしい。提案それぞれが地域創生の一つになるように注目していきたい。
髙橋正樹 高岡市長
富山大学と行政が取組んでいる創業プログラムとしてスタートしたビジネス研究所で多くの事例が生まれてきている。ビジネスも広域になってきた。福祉や生活などの課題も広域で共有することで、新しいビジネスにつなげてほしい。