魚津三太郎塾第6期
魚津市/富山大学
地域課題と企業課題を解決する地域プロジェクトの創造 いざ未来形魚津へ!

事業レポートReport

魚津三太郎塾第7期11日目
演習②

日時:平成30年12月20日(木)14:00〜17:00
会場:魚津市役所 第1会議室

魚津三太郎塾第7期の11日目が開講。第7期2回目となる全体演習をおこない,前回10月の演習で発表した1行コンセプトから更に踏み込んだ3行コンセプト(事業概要)を発表・討議した。各塾生企業の課題と地域課題を伝え,解決する新しい事業の概要やイメージを発表し,全員で課題と情報の共有を図る意見交換をおこなった。

11日目第13限
演習②&討議
水循環を守り・育み・活用する企業行動とは 〜3行コンセプト(事業概要)発表〜

演習②

冒頭に,事務局の伊串氏から本塾の柱のひとつでもあるCSV(共通価値の創造)の概念を復習。新しい取り組みをすることは,企業・地域の両者の課題を解決する価値があるから意味があり,魚津でしかできないこと・あなたしかできないこと,他ではマネができないことが個性で,魚津の水循環(地形・自然)を活用することも個性となる。

「環境ビジネス」「社会的課題」「地域的課題」「価値の創造」のキーワードを忘れずに独自性を出した事業提案を目指して欲しいと説明。今回の演習にアドバイザー参加する富山第一銀行法人事業部の稲垣滋則氏と宮本祐輔氏の紹介をおこなった。

今回の演習は,各塾生が前回演習で発表した1行コンセプトから深く踏み込んで事業概要・構想,事業イメージなどを短くまとめて説明する3行コンセプトの発表とブラッシュアップが目的。演習前半は,塾生が2グループに分かれ,各グループに事務局とアドバイザーが同席する形でおこなわれた。

塾生は8分間の限られた時間で要点を伝えることができるかを意識して,「地域や自社の課題設定が適当か?」「本業あるいは特徴・特技を活かしているか?」「具体的な効果は?仮説を立てているか?」「将来像は?方向性は?何を目指しているか?」「他力本願でなく自らが実施する内容か?」のポイントをおさえて発表し,グループ内で質疑応答とブラッシュアップが図られた。

演習後半では,全体へ向けて各塾生がブラッシュアップした3行コンセプトを5分で発表,各人の『何を解決するのか、解決しないとどうなるのか」「何を活用するのか」「何をするのか」「地域と企業の将来像」の要点を限られた時間で伝えた。

各塾生の発表毎に質疑とブラッシュアップがおこなわれ,内容や課題について塾生間で質疑応答が行われ,金岡教授からも感想やアドバイスなどが加えられた。今回の演習を通じ,塾生の事業構想やビジョン・方向性の確認や今後の課題明確化がなされ,意見やアドバイスなどを活かし個別事業プランの課題克服とブラッシュアップを図り最終形となるポスターの叩き台作成に取り組み,次回演習へ臨む。